6月の家電出荷額は前年同月比1.3%減の1,251億円
~エコポイントで大型冷蔵庫が人気
社団法人日本電機工業会(JEMA)は、2009年6月の家電製品の国内出荷実績を発表。国内出荷金額は1,251億円で、前年同月比で1.3%のマイナスとなった。これで2月から5カ月連続の対前年割れを記録している。
製品別では、冷蔵庫が対前年8.7%増の408億年と好調だった。JEMAでは、従来からの大型化の流れに加え、エコポイント制度による効果があるとしている。なお、冷蔵庫は7カ月連続で前年を上回っている。台数ベースでは、電子レンジが同10.9%減の20万1千台、掃除機が同5.2%減の38万8千台、洗濯機が同1.6%減の35万9千台と、対前年を割るケースが多くなっている。また、洗濯機は洗濯乾燥機に限定すると同8.7%減、電子レンジはオーブンレンジに限ると同8.1%減と、高機能の製品でも伸びが見られなくなっている。
一方でプラスとなったのは、40万7千台で同0.9%増の冷蔵庫と、51万台で同4.2%増の扇風機。冷蔵庫は、501L以上の大型の機種に限ると同78.2%増という大幅な伸びを見せている。扇風機ではリビング扇、壁掛扇とも昨年を上回っている。
また、4~6月の四半期の出荷金額では、前年同期比1%減の3,387億円となった。
2008年6月から2009年6月までの出荷金額の月別推移 |
(正藤 慶一)
2009年7月21日 16:42
-ページの先頭へ-