ニュース
パナ宅配ボックスからメルカリ発送可能に 戸建てもマンションも全国で
2024年9月2日 16:05
パナソニック ハウジングソリューションズの宅配ボックスから、フリマアプリ「メルカリ」での発送が9月2日から全国で可能になる。三菱商事、メルカリ、ヤマト運輸との連携で実現した。
三菱商事が展開するサービスSmari(スマリ)と、パナソニックの宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)スマリ対応タイプ」、パナソニック エレクトリックワークス社のマンション用インターホン「クラウジュ」が連携。対応する宅配ボックスを利用して、戸建て/集合住宅どちらでも、全国の各住戸前から荷物の集荷ができるようになった。
発送したい荷物をコンビニや運送事業者に運ぶ必要がなく、スマホとQRコードを使って伝票不要かつ非対面で利用できるのがメリット。「2024年問題」でドライバー不足が課題となる中、宅配ボックスの活用で、置き配による再配達の削減だけでなく不在時の発送にも対応し、物流の効率化につながるという。
発送時は「らくらくメルカリ便」のサービスを利用。送る商品のサイズや発送場所を選び、「マンション・戸建てSmari」を選択する。ボックスに貼られているSmariのQRコードを読み取って登録。表示された住所を確認して集荷を依頼する。
送る荷物を投函してスマホに表示された暗証番号を宅配ボックスに設定すると準備が完了。集荷する宅配業者は、この暗証番号でオートロックの建物にも入って集荷ができる。
Smariは、三菱商事が展開するEC商品やレンタル商品の発送をよりスムーズに行なうことができるサービス。当初はローソン店舗などから始まり、2023年にパナソニックの宅配ボックスとの連携を開始。Smari対応サービスはこれまで首都圏に限られていたが、9月2日からのらくらくメルカリ便との連携は全国が対象となる。
メルカリの進藤智之執行役員 VP of Business Development/Logistics Marketplaceは、「今回の連携を通じて、お客様がいつでも好きな時代にメルカリの商品を戸建てや集合住宅を問わず全国から発想できることで、利用拡大や利便性の追求をしていきたい」とコメントしている。