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パナソニック、ドラム洗濯機のヒートポンプ洗浄 乾燥性能の維持に

ドラム式洗濯乾燥機「NA-LX」シリーズを対象に「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」を開始する

パナソニックは、ドラム式洗濯乾燥機「NA-LX」シリーズを対象に「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」を5月27日に開始する。サービス費用は16,500円。

関西・北陸地区から提供を開始し、今年中に全国への拡大を予定している。なお、通常は本体購入後3年のヒートポンプユニットの保証期間を、本サービス利用日よりさらに2年間延長する。

同社のドラム式洗濯乾燥機は、ヒートポンプユニットの熱交換器に付着した微細な糸くずを洗い流す「熱交換器自動洗浄」を搭載している。そのため、乾燥運転後の乾燥フィルターのこまめな掃除で乾燥性能を維持できるという。

しかし、この手入れを怠ると、自動洗浄だけでは洗い流せない糸くずや埃が熱交換器に付着して目詰まりが発生し、乾燥時間が長くなる。また、目詰まりが起きただけにもかかわらず、故障ではないヒートポンプユニットを交換したりするケースが生じていたとする。

そこで同社では、ドラム式洗濯乾燥機「NA-LX」シリーズかつ購入後3年以内の製品を対象に、「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」を開始する。

独自研修により認定された技術員がユーザー宅を訪問し、ヒートポンプユニットと乾燥経路をクリーニング。ヒートポンプユニットを本体上部に配置している独自の「トップユニット構造」により、本体の移動や大がかりな分解作業は不要で、その場での本格的なクリーニングで、最適な乾燥性能を維持するとしている。1台あたり約40~50分のクリーニング終了後、丁寧に元の状態に組み立てる。

クリーニングする部位
本サービス用に開発した専用治具を使う
ヒートポンプユニットの熱交換器を持ち上げて固定する
自動洗浄だけでは洗い流せない糸くずや埃が熱交換器に付着して目詰まりが発生する
特殊な洗剤は使用せずキレイにする