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エコキュートの沸き上げ自動切替 電気の自家消費高めるHEMS「Nature Remo E」

Nature Remo Eを使ってエコキュートの自動制御が可能に

Natureは、HEMS「Nature Remo E(ネイチャーリモイー)」向けのソフトウェアサービス「Nature Green」において、有料オプション「エコキュートオートメーション」をリリースした。料金は月額300円。

「Nature Remo E」(直販価格39,800円)は、スマートフォンの「Nature Remoアプリ」と連動して家庭内の電力消費量を数値として見える化し、登録機器をコントロールできる次世代HEMS。新オプションの「エコキュートオートメーション」では、太陽光による発電量を予測し、エコキュートの沸き上げ時間の昼夜を自動で切り替え、電気の自家消費率の向上を実現するという。

過去の発電量・天気の実績および天気予報を基に太陽光の発電量を予測し、お湯の沸き上げ時間を自動で切り替える。例えば、翌日に充分な発電量が見込まれる場合は、当日の夜間沸き上げを最小限に抑え、翌日の昼間に自宅で太陽光発電した電力で沸き上げを行なう。

天気予報などを基に沸き上げ時間を切り替える「エコキュートオートメーション」

なお、発電量が足りない場合は、電力会社からの電力で残りの湯量を沸き上げるほか、雨の場合は夜間の沸き上げ抑制は行なわない。

夜間沸き上げを抑制した日は、エコキュートの消費電力以上の売電が発生したとき、または設定した開始時刻に昼間沸き上げを開始。昼間沸き上げは「3/4/満タン」から選択した最大湯量に達するまで行なう。

さらに、朝に使う湯量を「0/1/2」から設定可能。設定した湯量まで夜間に沸き上げ、翌朝の湯切れを回避する。設定した湯量を事前に超えていれば、夜間沸き上げは行なわない。

このほか、雨や曇りの予報が外れて晴れ、設定した太陽光の発電量を超えた場合に、その電力を使って昼間に沸き上げる「雨の日モニタリング」機能も用意。例えば翌日が雨の予報で夜間に沸き上げをしたが昼間に晴れていた場合に、朝に使用して減った湯量を昼の太陽光発電で補う。こうすることで、その次の日も雨の場合に夜間沸き上げの量が減り、結果として自家消費率を上げることになるという。

スマートフォンアプリでは翌日の太陽光発電量予測、天気、エコキュートの消費電力をわかりやすくグラフで表示。設定したホームロケーションまたは選択した市区町村の天気予報を基に発電量予測を行ない、天気情報は「Apple Weather」を引用している。

雨や曇りの予報が外れて晴れた日もムダにしない「雨の日モニタリング」
アプリでは太陽光発電量予測やエコキュートの消費電力をグラフでわかりやすく確認可能