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カシオ8年ぶり刷新の関数電卓。見やすい表示、数式の真偽判別も

左から順に「fx-JP900CW」「fx-JP700CW」「fx-JP500CW」

カシオは、8年ぶりの新モデルとなるスタンダード関数電卓「ClassWiz(クラスウィズ) CWシリーズ」3製品を9月21日より発売する。表計算や行列計算などにも対応した上位モデル「fx-JP900CW」と、表計算には対応しないが行列計算などに対応の「fx-JP700CW」、これらに対応しないベーシックな「fx-JP500CW」を用意。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に7,150円前後、5,390円前後、3,850円前後。

新CWシリーズは、デザインをシンプルなUIに変更。直感的な操作が行なえるというスタンダード関数電卓。初めて関数電卓を使用する人や、ICT教育、4C教育など教育現場でのトレンドを踏まえたモデルとなっている。桁数は10桁+2桁(仮数部桁数+指数部桁数)。

メニュー画面

新たにボタン配列を動線に沿った順番に変更したほか、カーソルキー、OK、戻るボタンを採用。ボタンの設計も見直し、どの方向からでも押しやすい丸型とした。

ディスプレイは文字色の黒に濃淡をつけることで、数式のどの部分を入力しているのかなどを分かりやすく表示。従来モデルと同様に高精細液晶による日本語表記、分数、√、微分/積分などの数式や記号を教科書通りに表示する数学自然表示に対応する。

操作状況を分かりやすく表示
数学自然表示に対応

上位機のfx-JP900CWとfx-JP700CWは、行列計算やベクトル計算にも対応。新機能として、コインやサイコロなどを使用した確率論の学習に使えるシミュレーション機能のほか、計算式と答えを入力した後にその数式が正しいかどうかを検証できる真偽判別機能も搭載。自ら考える力を養えるという。

fx-JP700CW
サイコロを使った確率論の学習にも使える

fx-JP900CWのみの機能として、確率分布計算、不等式計算、エンジニアリング記号、表計算、QRコード活用機能も備える。

表計算にも対応する上位機「fx-JP900CW」
ベーシックなモデルの「fx-JP500CW」

いずれも電源は太陽電池とボタン電池LR44 1個の2ウェイ。電池寿命は1日1時間の使用で2年。本体サイズは77×162×10.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約95g。ハードカバーが付属する。