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カシオ、右手で打ちやすいように傾けた電卓
2022年10月7日 10:05
カシオ計算機は、打ちやすさを追求した「人間工学電卓 JE-12D/DE-12D」を10月21日に発売する。直販価格は順に10,450円、11,000円。
人間工学に基づき、キーを階段状に配置することで右手使用時の打ちやすさを高めた電卓。大きさの異なる2機種、ジャストタイプ(JE-12D)とデスクタイプ(DE-12D)をラインナップする。
電卓の使用状況などを調査した結果から、「右手3~5本指での使用」という条件に着目し、打ちやすい筐体やキー設計を追求。電卓を操作する際の手指の動きや姿勢、キーの押し込み方向、筋活動量などを国立研究開発法人 産業技術総合研究所とともに分析した。
開発過程で明らかになった「電卓を操作する際は手が外側に傾く」という特性に合わせ、操作面には横方向に3度の傾斜を設けた。一方で、「傾いた電卓を操作した際にもキーを押す方向は垂直のまま」という分析結果から、キーには新構造の「人間工学階段キー」を採用し、常に垂直方向に打てるように配置した。
操作面の傾斜と階段キーにより、右手指にフィットし自然なポジションで使用できるようにした。試作機を用いたテストでは、83%のユーザーが「従来品よりも打ちやすい」と回答したという。
ジャストタイプ(JE-12D)の本体サイズは、111×177.5×24.4mm(幅×奥行き×高さ)。重さは210g。本体カラーはホワイトとブラックの2色展開。
デスクタイプ(DE-12D)の本体サイズは、140×188×35mm(同)。重さは295g。本体カラーはホワイト。