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象印の炊飯器を開発する際のごはんから、クラフトビールが誕生
2023年6月23日 07:30
象印マホービンは、クラフトビール「ハレと穂」を6月21日に発売する。伊勢角屋オンラインストア、イオンリカーの各店舗(四谷店、日吉店、蒲田店)で取り扱うほか、象印食堂(大阪本店、東京店)で提供する。内容量は330mlで、価格は660円。
同社が炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんを原料にして作ったクラフトビール。持続可能な社会に向けたサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指し、「一滴への想い、一粒への想い」をコンセプトに、ごはんを最後まで大切にしたいという想いから生まれたという。
象印マホービンでは2021年に、炊飯ジャーを開発する際に炊飯試験で炊いたごはんを原料に発酵アルコール(エタノール)を精製した、天然由来成分99%の「ごはんで作った除菌ウエットティッシュ」を商品化した。
さらなるごはんのアップサイクルを模索していたところ同年、フードロスに取り組むシンガポール発のスタートアップ企業であるCRUST JAPANから、ビールへのアップサイクルの提案を受け、同社の紹介で伊勢角屋麦酒とつながることができたという。
「ハレと穂」は、ごはんを原料とすることでさっぱりとドライな後味に仕上げたとする。また、シュワシュワとした炭酸感と白ブドウ果汁を加えた爽やかな味わい、繊細な味付けの料理を楽しめる苦味のバランスで和食にもぴったりだとする。このほか、ごはんを想起させる淡い色合いも特徴。
ビールの種類はラガービール、アルコール度数は5%。製造元は二軒茶屋餅角屋本店(伊勢角屋麦酒)。
「ハレの日の乾杯シーンで楽しんでいただきたいビール」「ごはんから作られたビール」であることから、「ハレと穂」と名付けたという。