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ルンバが犬や猫も避ける「iRobot OS 6.0」提供開始。マップ作成は7倍高速化

クリーンベース付きの「ルンバ i5+」

アイロボットジャパンは、ロボット掃除機のルンバに搭載する「iRobot OS(アイロボット オーエス)」の大規模アップデートを実施。最新版「iRobot OS 6.0」を、iRobot Homeアプリを使う全ユーザーに向けて提供開始する。

ロボット本体だけでなくソフトウェア開発にも注力するアイロボットの独自オペレーションシステムのiRobot OSは、ルンバの“脳”にあたる部分。コリン・アングルCEOが提唱する「使う人に寄り添い、ライフスタイルや好みに合わせた清掃体験を提案するAI」をルンバに持たせている。

ルンバ コンボ j7+などは間取りを記憶できるため、部屋を指定して掃除できる

iRobot OSは世界で1,700万台以上の、iRobot Homeアプリに繋がっているコネクテッドロボットからのフィードバックをもとに、学習と進化を続けるユーザー参加システムとなっている。過去に5回の大規模アップデートを実施しており、清掃スケジュールの提案や、家を離れると自動で清掃、拭き掃除禁止エリアなどの機能を追加してきた。

発見した障害物を報告して、今後の清掃について提案

新しいiRobot OS 6.0は、大きく3つの機能強化を行なっており、「自動で部屋を命名」「高速マッピング」「カスタマイズトラブルシューティング」に対応した。

iRobot OSのこれまでの進化と最新版iRobot OS 6.0

従来は、部屋を指定して掃除するためには手動で「キッチン」や「リビング」など部屋の名前を付ける必要があったが、6.0では部屋の家具などからルンバが自動で命名するようになる。マッピング完成と同時に部屋の家具を認識し、自動で部屋の名前を付けていく。対応するのはルンバ コンボ j7+、j7/j7+、s9+、i5/i5+、ブラーバ ジェット m6。

高速マッピングは、ルンバ コンボ j7+、j7/j7+、i5/i5+が対応。マップが完成するまでの速度が、従来の7倍まで向上する。

この高速化は、部屋の自動命名による手間の軽減のほか、マップ走行時に部屋のエッジ(壁際など)を重点的に走行させて、より早いタイミングで壁と部屋、部屋と部屋などの境界を確定して全体像を把握させる新アルゴリズムにより実現している。

カスタマイズトラブルシューティングは、特定のエラーが出ると、瞬時にアプリに解決方法が届くというもの。ルンバ コンボ j7+、j7/j7+、s9+、i5/i5+、i2が対応する。

物体回避能力も向上し、ルンバ コンボ j7+、j7/j7+では新たにペットの犬や猫を認識して回避できるようになった。従来はペットのフンなどを回避する機能も搭載してきたが、新たに犬や猫の回避も正式にサポートしている。犬や猫がいる場所から離れる回避行動をとるため、寝ている犬や猫も起こさず避けてくれるという。

ルンバ コンボ j7+、j7/j7+が認識/回避できる障害物(2023年6月1日現在)

コードやケーブル、ヘッドフォン、ペットの排泄物(犬や猫の固形のフンのみ)、靴やスリッパ、靴下、ファブリック、衣服、リュックサック、ペットの食器、猫用トイレ、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)、クリスマスツリー、ペット(犬、猫)