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エレコムがテスコム電機グループを買収。家電事業を強化

'22年5月に発売された「Nobby by TESCOM プロフェッショナル プロテクトイオン ヘアードライヤー NIB500A」

エレコムは、5月29日に開催した取締役会において、テスコム電機グループの株式を保有するティーエスシーの全株式を譲り受ける契約の締結を決議したと発表した。これによりテスコムとテスコム電機はエレコムのグループ会社となるが「テスコム」ブランドは継続する。

ティーエスシーは、テスコムの100%親会社であるテスコム電機の100%親会社。テスコム電機グループは、ヘアードライヤーやヘアーアイロンなどの美容家電製品のほか、ミキサーやスティックブレンダーなどの調理家電製品、フットマッサージャーなどの健康器具といった主力製品を展開している。

一方のエレコムは'22年から調理家電に参入。これまで手掛けてこなかった上記製品群を新たに加えることにより、新規事業のテーマとして掲げている家電事業の成長を加速させることを目的に据えている。

また、エレコムが強みとしている家電量販店への展開力や営業力により、テスコム電機グループ製品の販売力拡大をはじめとして、製品力と販売力を組み合わせたシナジー効果を狙う。

7月に予定される株式譲渡の成立後、テスコム電機グループはエレコムの連結グループ会社となるが、「テスコム」ブランドは継続して事業を展開。商号も変更予定はないという。