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シャープがファン付きウェア開発。プラズマクラスターで汗のニオイ消臭

プラズマクラスター技術搭載ファンを採用した空調風神服

シャープとサンエスは、業界初のプラズマクラスターデバイスを搭載した電動ファン付きウェア「空調風神服(くうちょうふうじんふく)」を共同開発。5月からサンエスが販売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、プラズマクラスター技術搭載ファンセット(RD9330PC)が約10,800円前後、ウェアとファン、バッテリーのセットが約30,000円前後(ウェアのタイプにより異なる)。

ファンで服の内側に外気を取り込み、汗の気化熱で体感を涼しく保つウェア。一般的にエアコンがない屋内外での作業時や、ゴルフや登山といったアウトドアでの暑さ対策として活用されている。シャープが開発したファンセットは、2つあるファンのうち片方にプラズマクラスターデバイスを搭載することで、ファン付きウェアを着用するうえでの悩みとなっていた汗のニオイに対処する。

左がプラズマクラスターデバイスを搭載した電動ファン

取り込まれた外気が服の襟元と袖口に抜けるまでの風路を、高濃度イオンで満たす独自設計を採用。プラズマクラスターデバイスを搭載していない場合に比べ、付着した汗臭への消臭効果があることを実証した。実証実験では約2時間の「弱」運転で消臭効果を確認したという。なお、吹き出す風が当たらない部分のニオイは取れない。

サンエスの空調風神服は長袖からベストタイプまでさまざまなウェアを用意しており、既存のウェアにもプラズマクラスターデバイス搭載のファンを取り付けられる。プラズマクラスターデバイス搭載ファンを装着する場合は、24Vバッテリー「RD9390PJ」を使用するよう示されている。

運転モードは「弱」「中」に加え、強運転で30分稼働後、自動的に「中」に移行する「ブースト(強)」運転を用意。連続使用時間は、弱が約12時間、中が約6.5時間、ブーストが強30分+中約5時間。