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アラジン初のコーヒーメーカー販売開始。差し湯で仕上げる雑味のない一杯
2023年3月28日 07:05
日本エー・アイ・シーは、アラジンブランド初となるコーヒーメーカー「アラジン コーヒーブリュワー ACO-D01A」を3月24日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は37,000円前後。
トースト×コーヒーのマリアージュを考えて生まれたコーヒーメーカー。水タンク容量は約1L。Makuakeで2022年12月より先行予約販売され、プロジェクト開始20日後には累計1,000個が完売し話題となった。
同社の人気商品「グラファイトトースター」で焼いたトーストと一緒に、美味しいコーヒーを提供したいと考え、開発に着手したという。アラジン理想のコーヒーを追求すべく、国際コーヒー鑑定士の資格をもつコーヒー焙煎士がいるコーヒー豆専門店「珈琲きゃろっと」と共同開発を行なった。
アラジン独自の抽出方法で、雑味のない一杯に仕上げる
“雑味のない一杯”を目指し、コーヒー本来の旨味を抽出して雑味を抑えるアラジン独自の方式「バイパスドリップ」を採用。コーヒーを抽出する工程で、最後に差し湯をするのが特徴である。
コーヒーは、抽出過程の最初の3分の1でコーヒーの美味しい成分たっぷりの濃い液体が抽出され、後半になるにつれてコーヒーの成分は減少し、雑味を含む薄い液体が抽出される。そのため、雑味成分の多い後半部分を抽出しないように、ピュアコーヒーを抽出するルートと差し湯をするルートを分け、後半の雑味を含む薄い液体が出る前にドリッパーをバイパスし、差し湯を行なうことで、雑味を抑えた美味しいコーヒーに仕上げる。
抽出工程にもこだわった。最初に本体内部でスチームを作り、抽出経路とコーヒーの粉を温めることで、例えば寒い日の朝でも安定した抽出ができる。その後、濃いコーヒーを抽出するために、最初の滴下後60秒間蒸らしてガスを抜く。
続く抽出のポイントは、「抽出温度」「滴下範囲」「抽出スピード」の3つ。抽出温度が高いほど効率は良くなるが、温度が高すぎると雑味成分まで抽出されてしまい、反対に低いとコーヒーの美味しい成分が十分に抽出できないため、粉の温度が80℃になるように調整した。
また、9つの穴が空いたバッファーを搭載。うち2つの穴を高くすることで、粉の量(淹れるカップのサイズ)によって滴下の範囲を調整できるように工夫した。さらに、抽出スピードが遅いと雑味が出やすくなってしまい、反対に速いと薄いコーヒーになってしまうため、粉が隠れるくらいの水位をキープすることで粉全体から均一に抽出できるようにしている。
差し湯の割合を変えて作り出す4種の味わい
軽やかな味わいから深みのある味わいまで、4つのテイストを選ぶことが可能。「クリア」「マイルド」「ストロング」は、コーヒーと差し湯の割合が異なり、テイストダイヤルを左に回すほどにクリーンさが増し、すっきりとした味わいになる。「デミタス」は差し湯をしない濃いコーヒー。他のテイストの半量に仕上がり、ミルクや氷を入れることで、カフェオレやアイスコーヒーも楽しめるという。
飲む人の好みや時間帯に合わせて、好きなテイストを選べる点が特徴。雑味を極限まで抑えたクリアは、軽やかな酸味ですっきりとした味わいのため、コーヒーを飲んだことがない学生や紅茶派の人にもおすすめとする。マイルドでは、雑味を抑えたバランスの良さ、ストロングでは、ほどよい苦味と深み、デミタスでは、濃い味わいを楽しめる。
同社の「グラファイトトースター」で焼いたトーストと合わせて、豊かな朝食を楽しむことができそうだ。
使用後は、フィルターを捨てて、ドリッパーを丸洗いするだけで手入れが完了。毎日使って欲しいため、手入れのしやすさにもこだわったという。
本体サイズは155×254×414mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3.1kg。定格消費電力は970W。電源コード長は約1.2m。計量スプーン、ペーパーフィルター(5枚)が付属する。本体カラーはグリーン、ブラック。
なお、購入特典として、「アラジンダイレクトショップ」で購入した人にはアップストア「アラジンコーヒースタンド」店内で配布されるカードのQRコードから購入した人には、コーヒー豆1袋に加えて「コーヒーサーバー」もプレゼントする。
大のコーヒー好きというタレントの井上咲楽さんが、アラジンのコーヒーブリュワーを体験。本機で淹れたマイルドテイストのコーヒーを試飲した。井上さんは「美味しい! しっかり香りもしますし、舌に全然雑味が残らないですね。美味しさだけがしっかり出ているような感じです」とコメントした。
本機については「めちゃめちゃ可愛いですね! 結構コンパクトなので、一人暮らしのお家でも収まりそう」と語った。