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Anker初、家庭用の3Dプリンター。高速高精度で10万円を切る

Ankerのサブブランドから家庭用3Dプリンターが登場

アンカー・ジャパンは、「Anker」のサブブランド「AnkerMake」より、同社初の家庭用3Dプリンター「AnkerMake M5」を3月7日に発売する。価格は99,990円。Amazonでは初回セールとして、100台限定で15%オフとなる84,992円で販売される。

AnkerMake M5

「AnkerMake」は、充電関連製品を展開する「Anker」でこれまで培った幅広い技術やイノベーションへの想いを受け継ぎ、クリエイターのためのハードウェアに特化したサブブランド。アイデアの大小に関わらず、より効率的かつ高品質なクリエイティビティの実現をサポートするという。

「AnkerMake M5」は、その第1弾製品として登場。一般的な家庭用3Dプリンターに比べて完成までのスピードが速く、高精度な点を特徴とする。

強力なモーターとダブルベルトを組み合わせたPowerBoostテクノロジーにより、プリントにかかる時間を大幅に短縮し、最大加速時は一般的な家庭用3Dプリンターの約5倍の速さとなる250mm/秒の高速プリントが可能としている。

またエクストルーダーとホットエンドが一体となった構造のウルトラダイレクトエクストルーダーに加えて、製品本体のフレームにアルミニウム合金構造を採用することで、高速プリント時でも安定感を保ちながら、0.1mm単位の高精度なプリントを実現するという。

0.1mm単位の精緻なプリントが可能
精度をキープしながら5倍速でプリントできる

1080pの高精細なAIカメラを搭載し、専用アプリ経由で制作の様子をリアルタイムで確認できるほか、タイムラプス映像として撮影・記録が可能。プリントのズレやエラーを検知するとアプリから通知し停止の操作ができるため、フィラメントの無駄な消費も防げるという。

また開封から約15〜20分で組み立てられるシンプルな構造のため、初心者にも最適。タッチパネルで簡単に直接操作ができ、プリンターやパラメーターの設定ができるなど使いやすいとしている。

さらに多色プリントにも対応。別売の5色のフィラメントや、今後販売予定の多色プリントを可能にするプリントエンジンをあわせて使用することで、複数色を用いた作品も制作できるという。

本体サイズは約502×438×470mm。重さは約12.6kg。消費電力は350W。プリントサイズは235×235×250mm3。対応素材は1.75mm PLA/TPU/ABS/PETG。フィラメント150g、組み立て用工具が付属する。

AIカメラを搭載し、制作の様子をリアルタイムでチェック
4.3インチタッチパネルで直接操作ができる。組み立ても簡単