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富士ゼネ、エアコン内部のカビ対策と暖房機能を強化したノクリア
2022年12月12日 09:05
富士通ゼネラルは、カビ対策と暖房機能を強化したエアコン「ノクリア Xシリーズ」を12月10日に、「ノクリア Zシリーズ」を12月24日に発売する。Xシリーズは6畳用「AS-X223N」~29畳用「AS-X903N2」の9モデル、Zシリーズは6畳用「AS-Z223N」~29畳用「AS-Z903N2」の9モデルをラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に30万円~47万円、28万円~45万円(税別)。
室内機の入り口から出口まで、カビ対策をさらに強化したエアコン。室内機内部の風の通り道に防カビ効果のある材料を採用した「防カビ送風路」を新たに搭載する。
またカビが増殖しやすい条件が発生していないかを1日1回確認し、検知した場合には52°C以上で10分間加熱するなどのカビ抑制運転を自動で行なう「カビ抑制タイマー」を採用。さらに従来のウイルスや細菌の抑制、カビの繁殖防止効果に加え、新たにアレル物質(花粉・ダニの死がい・カビ)抑制効果を追加した「ウイルカット・フィルター プラス」も備える。
従来機種から引き続き、電気集じん方式の空気清浄機能「プラズマ空清」や「熱交換器加熱除菌」、「フィルター自動おそうじ」機能も搭載する。
暖房機能も強化しており、効率的に室内を暖める「快適おまかせ気流(足もとコントロール)」を採用。足元の温度が不十分と検知した場合は、風向きをさらに下方向へと自動で調整し、効率的に室内を暖めるという。
また霜取り中も暖房運転を継続する「バイパス暖房」機能を搭載。従来の室外機は霜が付着すると一時的に運転を停止して約4~15分間の除霜運転を行なっていたが、X/Zシリーズは室外機の霜の量が少ない間に暖房運転を継続しながら、約1~2分で霜取りを実施するという。
暖房機能だけでなく、夏場は「再熱除湿」「さらさら冷房」により快適な空間を実現。再熱除湿は「冷やす」と「暖める」を同時に行なうことで、室温の低下を抑えながら湿度を下げる。さらさら冷房では、冷房運転中に設定温度に到達する前に、冷房から再熱除湿制御へと自動で切り替えることで、湿度を抑えて涼しくするという。
このほか無線LAN環境がなくてもスマホで操作できるようにする「スマホリモコンモード」を搭載。「ノクリアアプリ」をインストールしたスマホと、室内機の無線LANアダプターを接続することで、自宅内でスマホをリモコンのように使える。無線LAN環境がある場合は「クラウド接続モード」で外出先からの操作も可能。
室内機の本体サイズは、Xシリーズの6畳用~18畳用が798×396×293mm(幅×奥行き×高さ)、同20畳用~29畳用が898×396×293mm(同)、Zシリーズが798×385×293mm(同)。