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パナソニック、電車の遅延や災害情報も分かるドアホン

カメラ玄関子機が露出/埋込両用型の「VL-SWZ700KS」

パナソニックは、災害にかかわる情報を通知するテレビドアホン「VL-SWZ700シリーズ」を9月15日に発売する。ドアホン、ワイヤレスモニター子機、カメラ玄関子機のセットで、カメラ玄関子機が露出/埋込両用型の「VL-SWZ700KS」、露出型の「VL-SWZ700KF」をラインナップ。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は順に107,000円前後、85,000円前後。

カメラ玄関子機が露出型の「VL-SWZ700KF」

同社は、来客対応に使われるドアホンに、日々の暮らしをサポートする機能を追加した製品を展開している。新製品はインターネット接続することで、地域の自然災害警戒情報や避難情報を、音やランプ、画面表示で通知する「安心アラート」を搭載。また、天気予報や薬の時間、ゴミの日などを音声通知する機能も備えた。

安心アラートは、居住している地域の郵便番号や近隣の河川・火山、ふだん利用している鉄道をモニター親機に設定すると利用できる。通知するのは「緊急安全確保情報」「避難指示情報」「高齢者等避難情報」「自然災害警戒情報」「鉄道遅延情報」。情報に応じて異なる表示や音で通知することで、緊急度を認知しやすくした。

また、安心アラートはスマートフォンにもメール通知可能。高齢者宅などにドアホンを設置した場合、離れて暮らす家族のスマホに通知することで、見守りにも役立つという。

災害情報をモニター機器で通知する「安心アラート」

忘れがちなゴミの日や薬の時間を伝える「音声プッシュ通知」も搭載。宅配便の「お届け予定通知」や「ご不在通知」も行なう。また、同社のIoT家電とも連携し、家電の運転状況などを通知する。IoT洗濯機と接続した場合、洗濯終了をドアホンのモニター親機から伝える。

「音声プッシュ通知」で忘れがちな予定やIoT家電の情報を伝える

玄関子機のカメラの性能は従来から向上させ、夜間でも明るく見える「カラーナイトビジョン」を搭載。従来機の約2倍のセンサー感度で、街灯がある夜間の住宅街程度の明るさであれば、子機のLEDライトを点けない状態でもモニターで明るく映す。

夜間の視認性アップ

外出時の訪問があった場合、スマホで映像を見ながら応対できる。また、宅配業者が訪れた場合は、宅配ボックスへ荷物を投函するよう子機からメッセージを流せる。同社の宅配ボックスとの連携が可能で、荷物が届いたときにモニター親機やスマホへ荷受けを通知できる。

モニター親機の本体サイズは約210×29×183.5mm(幅×奥行き×高さ)で、壁掛け金具を除く重さは約860g。画面表示は約7型ワイド カラー液晶ディスプレイ。