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エムケー精工、こだわりのパン作りをサポートするこね機や発酵器

ニーダー

エムケー精工は、パン作り製品の新ブランド「BRENC(ブレンク)」を立ち上げた。パンをこねる「ニーダー BR-K006W」と、温度と湿度を一定に保つ「発酵器 BR-H073S」の先行予約販売を7月20日に開始する。価格は順に59,800円、49,800円。発送は順に8月下旬、9月上旬の予定。

「BRENC」は、パンづくりの奥深さに魅せられ、複雑な世界に挑戦する人を応援するために立ち上げたという新ブランド。パン作りの工程を簡単にすることを目的とした従来のホームベーカリーとは別の方向性として「こねる機能や発酵機能だけを使用し、パンづくりの複雑さを、工夫しながら楽しんでいる人」に寄り添った提案を目指す。

新製品のニーダーは、羽根の回転出力を5%から100%まで5%単位で調節できる。食パンから、あまりこねないハード系のパンまで対応する。羽根はSとLの2種類を付属し、加水率に合わせて使い分けられる。

オートモードも備え、よく使う工程を記憶させて自動でこねることも可能。こねる工程を7段階に分け、各段階の強さや長さを登録できる。

容器は透明で、生地の状態を確認できる。こねを一時停止できるため、こねている間にも出力を調節できる。また、容器はそのまま発酵器に入れて一次発酵を行なえる。

ニーダーの本体サイズは206×240×359mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約6kg。小麦粉量は200~600g。羽根L、羽根Sが付属する。

透明の容器で生地の状態を確認できる
ニーダーの操作部

発酵器は、温度を20~45℃で1℃単位、湿度を70~90%まで5%単位で設定可能。生地のこね上げ温度に合わせて発酵温度を設定したり、パンの種類に合わせて湿度を調節したりできる。

時間は24時間まで、10分単位で選べる。タイマーを設定しないことで、24時間以上の連続運転も可能。完成までに数日かかる自家製酵母液も作れる。

室温ではコントロールが難しい酵母づくりも、発酵器の温度や時間の設定により安定して行なえる。

発酵器の本体サイズは435×535×525mm(同)で、重さは約11.7kg。棚板3枚と加湿トレイが付属する。

発酵器
発酵器の操作部
ニーダーの容器がそのまま発酵器に入る