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サンスターから壁掛け脱臭機。ペットのトイレ臭に着目

QAIS-air- 04A1J-OWの使用例

サンスターグループは、「QAIS」ブランドから、ペットのトイレ臭に着目した除菌脱臭機「QAIS-air-(クワイスエアー) 04A1J-OW」を、9月5日に発売する。価格は38,500円。

壁掛けで設置。ピンで装着し、跡も目立ちにくいという

ペットがいる家庭向けの壁掛け除菌脱臭機。ペット臭の主たる成分であるアンモニア(トイレ臭)に着目した新しい光触媒技術を搭載。アンモニアは空気よりも軽く、上昇するという性質に合わせて、ペット用トイレなどニオイが気になる場所の上に設置することで、部屋全体にニオイが広がる前に素早くキャッチして脱臭するという。

製品化を手掛けるのはサンスターグループのサンスター技研。自動車部品や建築などに使われる接着剤やシーリング材といったケミカル事業と、二輪車用金属部品加工のMC事業、両方のノウハウを持っており、それらを活かした事業として除菌脱臭機を自社開発で展開している。

ペットがいる家庭向けの除菌脱臭機

これまで同社で採用していた金属メッシュに変わり、独自の改良を行なった多孔質のセラミックに光触媒を浸漬させたことで、表面だけでなくセラミック内部にまで光触媒を付着させ、光触媒の含有量を増やすことを実現。これによりペットのトイレ臭などを素早く脱臭する高い脱臭効果、除菌・ウイルス抑制性能を持つとしている。

新たに開発した光触媒技術を搭載

またペットファーストを最優先した開発を行ない、オゾンや薬剤を放出しない「UV光×光触媒」による脱臭方式を採用。さらにペットの安全性を考えた低電圧化や、ペットの生活圏における騒音軽減にも配慮した、ペットにとっての安心・安全・快適な設計を実現したという。

脱臭モードは「MAX/標準」の2種類。標準モードの場合、吹出口から1mの距離の騒音は26dB、ペットが生活する距離(吸込口から1m)では22dBの静音設計。フィルターレス構造で手入れが簡単な点も特徴とする。

本体サイズは295×83×369mm(幅×奥行き×高さ)。重さは1.6kg。消費電力は23/12W(MAX/標準モード)。ACアダプター(コード長2m)、コードカバー、壁固定用のプレート、取付用ビス、釘(1mm径)、水平ガイドなどが付属する。

側面から見たところ
スリム設計で壁に設置しても圧迫感が少ないように配慮
壁掛け設置の方法。壁の穴も気になりにくいという
2020年発売の「QAIS -air- 03(クワイスエアーゼロスリー)」。ペットオーナーにも好評とのことで、今回のペット向けモデルの発売に至ったという