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最新家電・雑貨をお得に先行購入できるサービスのおすすめ家電を聞いてみた

最新家電などを先行購入できるサイト

2021年話題になった家電のひとつに、アピックスインターナショナルの「レトルト亭」がある。お湯を使わずにレトルト食品を温められるという、近年では珍しいコンセプトの製品だ。

レトルト亭は一般発売前に、台数限定で応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で先行販売していた。また、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」や「GREEN FUNDING(グリーンファンディング)」も同様のサービスを提供している。サービスを利用する企業にとっては一般販売前の製品を試験販売でき、購入する人にとってはお得な価格でいち早く製品を購入できるのが特徴だ。

CAMPFIRE、GREEN FUNDING、Makuakeの広報担当者に、7月まで先行購入できるおすすめの製品を紹介してもらった。この中から、ヒットする製品も出るかもしれない。なお、記事中の価格はすべて7月20日時点のもの。

取り扱い製品数が多いCAMPFIRE

CAMPFIREは、ガジェット系の製品をはじめ、幅広いジャンルの製品を取り扱っている。

CAMPFIRE

CAMPFIREの広報担当者が勧める家電の一つは、mddmの「airpress」だ。140℃のスチームで衣類のシワとりが可能な製品だ。しっかりとシワをとりたいときは衣類に押し付けて、出かける前に衣類のシワが気になるときはハンガーに掛けたまま使える。一般販売の予定価格は9,980円、CAMPFIREのプロジェクトでは45%オフの5,480円から購入可能で、「手頃な価格で注目を集めている」という。

airpress
mddm「airpress」CAMPFIRE先行販売

・先行販売期間:7月25日まで
・発送予定:7月
・先行販売価格:5,480円~(一般販売価格は9,980円)

CAMPFIRE 【エアプレス】「時短×頑固シワ×除菌脱臭」驚きのスチームアイロン 衣類スチーマー

もう一つのおすすめは超音波食洗機「Moonmi」。シンクに発生装置をセットし、水を張ると、超音波で食器の汚れを落とす。超音波で食器を洗う機器はこれまでもCAMPFIREで人気なようだ。

超音波食洗機は人気の製品という
Emu_One「Moonmi」CAMPFIRE先行販売

・先行販売期間:7月25日まで
・発送予定:10月
・先行販売価格:50,232円~(一般販売予定価格は72,800円)

CAMPFIRE シンクが食洗機に! 500Wの洗浄力で大きなシンクに対応。超音波食洗器Moonmi

蔦屋家電との連携も注目のGREEN FUNDING

GREEN FUNDINGは、「TSUTAYA」や「蔦屋書店」などを展開するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)グループによるクラウドファンディングサービスだ。製品を同グループの家電販売店舗「蔦屋家電」で展示する場合もあり、実機を触れる。

GREEN FUNDING

GREEN FUNDINGの担当者のおすすめは、ポータブル電源「Vinnic POWER STATION」。容量512Wh/160,000mAhと同1,958Wh/612,000mAhの2種類をラインナップする。「高価ではあるが大容量。アウトドアだけでなく防災用途でも注目されている」という。

寿命の長いリン酸鉄リチウムバッテリーを採用。毎日満充電したとしても約10年間使用可能だという。出力はACポートやUSB Type-Aポート、急速充電のUSB Type-Cポート、DCポート、シガーソケットなどを備え、すべてのポートを同時に使用できる。

大容量のバッテリー
THT Japan「Vinnic POWER STATION」GREENFUNDING先行販売

・先行販売期間:9月30日まで
・発送予定:10月
・先行販売価格:97,350円~(一般販売予定価格は129,800円~)

GREENFUNDING 圧倒的なモンスター級のタフネスと安全性 ポータブル電源「Vinnic POWER STATION」

GREEN FUNDINGではガジェット系の製品が多いといい、その一つがウェザリー・ジャパンが正規代理店となり輸入している、翻訳ボイスレコーダー「Wooask +S01ボイスレコーダー」だ。音声の録音だけでなく、文字起こしや翻訳も行なう。

121言語に対応し、多言語の会議でも議事録を取りやすくなる。データはクラウドストレージで約500時間分をバックアップでき、オフラインでも本体に50時間のデータを保存可能。

121言語を翻訳できるボイスレコーダー
ウェザリー・ジャパン「Wooask +S01ボイスレコーダー」GREENFUNDING先行販売

・先行販売期間:8月31日まで
・発送予定:8月
・先行販売価格:21,980円~(一般販売予定価格は29,800円)

GREENFUNDING インターネット不要! 1ボタンで文字起こし・翻訳・録音を。音声データを瞬時に「翻訳」&「テキスト化」AI翻訳ボイスレコーダー。日本初のオフラインモデル。

先行販売に至ったストーリーにも注目のMakuake

Makuakeは、先行販売の仕組みを「応援購入」と呼んでいる。製品ページでは製品の特徴に加え、プロジェクト実行者が先行販売を行なう背景や想いも発信している。

Makuake

Makuakeの広報担当者が紹介する製品は、フジノスの「アルミクラッド三層中華鍋27cm」。フジノスは、金属加工で知られる新潟県の燕三条に工場を持つ会社だ。「重い」「メンテナンスが大変そう」と思われがちな中華鍋を、ステンレスとアルミの3層構造で製作し、消費者が手に取りやすくした。

2022年2月まで実施していたプロジェクトで販売していた中華鍋をよりコンパクトにして先行販売している。鉄製中華鍋に比べて軽量で取り回ししやすいサイズとなっている。鉄製中華鍋とは異なりシーズニングがいらず、IHでも使えるのが特徴だ。

アルミとステンレスの3層構造の軽量な中華鍋
フジノス「アルミクラッド三層中華鍋27cm」Makuake先行販売

・先行販売期間:8月5日まで
・発送予定:11月
・先行販売価格:14,960円~(一般販売予定価格は17,600円~)

MAKUAKE MADEin燕三条。多機能で見た目にもこだわった進化版ステンレス中華鍋27cm!

何度もMakuakeを利用している会社は他にもある。葉山社中は低温調理器「BONIQ」シリーズを取り扱っており、8月まで新製品「BONIQ Pro2」の先行販売を実施している。「Makuake4回目の実施で、今回は応援購入総額が1億円突破している人気製品」という。

BONIQは、水を張った鍋などにセットすると、自動で温度を調節し、一定に保つもの。低温で肉や魚をじっくり加熱することで、やわらかな食感に調理できる。今回は、シリーズの中でも、1,200Wと高出力の「BONIQ Pro」をリニューアル。デザインや操作性を向上させたほか、スマートフォンとの通信性能も改善した。

低温調理器「BONIQ」の新製品
葉山社中「BONIQ Pro2」Makuake先行販売

・先行販売期間:8月20日まで
・発送予定:10月
・先行販売価格 :33,000円(一般販売予定価格は33,000円、先行販売は7,000~8,000円相当の特典コンテナ付き)

MAKUAKE 低温調理器 BONIQ Pro2

先行販売終了後も、販売サイトや実店舗で購入可能

各種サービスでの先行販売が終了した製品は、製造メーカーのオンラインショップなどのほか、CAMPFIREやGREEN FUNDING、Makuakeのオンラインショップで購入可能だ。

また、いずれのサービスも実店舗で製品を購入できる仕組みを取り入れている。Makuakeは「Makuake SHOP」を全国の百貨店などに開店、GREEN FUNDINGは同グループの「蔦屋家電」内にコーナーを設置している。CAMPFIREは2022年から、ビックカメラと共同企画を開始。クラウドファンディング時に企画にエントリーされた製品の中から、ビックカメラが選んだ製品を店頭で一般販売する。

【お詫びと訂正】記事初出時、「Makuake SHOP」の表記を誤っていたため修正しました。お詫びして訂正いたします(7月27日11時50分)