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犬&猫オーナーの悩みに応える家電とは? 獣医師が教える在宅時に気を付けたいポイント

ペットオーナーに役立つ家電として、パナソニックが次亜塩素酸除菌脱臭機や、掃除機、ペットカメラなどを紹介

パナソニックは、在宅時間でペットと過ごす時間が増えたり、新たにペットを飼う人が増えるといった昨今の事情を踏まえ、犬や猫のオーナーに対して行なった生活の変化や悩みに関する調査結果を発表した。ペットとの生活で気を付けたいポイントを、獣医師の意見とともに紹介している。

ペットオーナーの悩みにオンラインでの相談にものっているという獣医師の佐藤貴紀先生が、犬や猫が家で過ごすために気を付けたいポイントなどを解説した。

獣医師の佐藤貴紀先生がペットオーナーの悩みに回答

佐藤先生によれば、家で飼い主がペットと過ごす時間が長くなると、ペットが幸せを感じるという一方で「構い過ぎるとストレスになる部分もある」という。特に猫の場合「高い場所にずっとひとりでいたい気持ちがある」とのことで、それができないことがストレスにつながると指摘。

パナソニックが500人に対して10月に実施した調査(犬を飼っている人 n=285、 猫を飼っている人 n=266)によれば、コロナ禍前と比較し 「飼い主と同じ部屋で放し飼い」するケースが増え、ペットについ構いすぎてしまうと、半数近くの人が感じているという。

コロナ禍前後でペットと過ごす場所の変化

その一方で、約2割の人が「ペットのいたずらや無駄吠えの頻度が増えている」と感じており、犬の場合は「人を見て吠えることが多くなった」「甘えん坊になり、 一人でいられなくなった」「在宅時はおとなしいが、 留守番でいたずらをするようになった」「お腹が空いて我慢ができず、 1日2食が3食になっている」との意見があった。

ペットに構い過ぎたり、いたずらに悩んでいる人の割合

また、猫については「チラシなどの紙を口でちぎって散らかす」「家具で爪研ぎをする」「人が寝ると不機嫌になり、 夜鳴きがうるさくなった」「少し留守番させただけで、 帰宅時すごく甘えるようになった」といった声が上がった。

犬のいたずらや困った行動(自由回答の一部をワードクラウドにより可視化)
猫のいたずらや困った行動

気になるニオイや抜け毛などの対策に活躍する家電とは?

パナソニック調査によれば、ペットの悩みや気になることでトップ3となったのは、「抜け毛」「ニオイ」「鳴き声」だった。

ペットを飼い始めて気になるようになったこと

留守時のいたずら増加に対して佐藤先生は「見守りカメラを使用することも効果的」と説明しており、「留守の環境では思いもよらない行動やいたずらが増加してしまうこともあります。 どのような行動をするかを管理することは飼い主の責任であり、ペットを守る行為にも繋がります」とコメント。パナソニックの「HDペットカメラ」は、ペットにいたずらされても倒れにくい構造や、動くペットの様子を捉える「自動追尾機能」などを備えているのも特徴となっている。

猫とHDペットカメラ
押しても倒れにくい機構を採用

ペットのニオイ対策に、飼い主からも好評の製品としてパナソニックが紹介したのは、「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)」。部屋にただようニオイを次亜塩素酸ですばやく脱臭し、布製品への染みつきを抑えるのが特徴。新機能の加湿「多め」運転により、除菌や脱臭しながらしっかり加湿できるという。

猫とジアイーノ
ジアイーノの風の吹き出し口の近くに「ちゅ~る」を置いて、ニオイをチェック。魚のニオイがキレイに消えているように感じられた

冬の乾燥にも気を付ける必要があり、佐藤先生は「猫は特に、おしっこが減っていきます。量が減ると体内に長い時間蓄積して、膀胱炎や尿結石になる場合もあります。水分量を確保してもらうことが大事。猫は体も乾燥することで抜け毛も増えて、かゆみが出ることもあるから気をつけてください」と注意喚起している。

抜け毛対策としてパナソニックは、掃除のゴミ捨ての回数を減らせることが特徴の「セパレート型コードレススティック掃除機」を紹介。スティック部とゴミ収集機のクリーンドックが分離型になっており、掃除した後にクリーンドックへ戻すと自動でゴミを吸引。ナノイーXにより、たまったゴミのニオイ対策もできる。また、ペットの毛も「からまないブラシ」でノズルの手入れの負担が大幅に減らせるという点も特徴。

犬とセパレート型コードレススティック掃除機
長い毛を吸ってもからむのを防ぐヘッドを採用

外へ散歩に行きにくいことで起こりがちな運動不足について佐藤先生は「運動不足やおやつのあげすぎによる肥満化も一部見られています。適正な運動を行ない、ストレス発散に努めてもらいたいです。また、マスクをしているとペットに表情や声が届きにくくなりますので、いつもよりも大きく、しっかりと声がけしてあげるようにしましょう」とした。

ペットの運動不足やおやつの与えすぎも起きているという
ペットを迎えてから新規で買ったり買い替えたりしたもの

アンケートの回答を見ると、ペットを飼うことで家族の会話が増えたり、ストレスの軽減、知り合いが増えることなどにつながっているというポジティブな結果が多く出ている。

これからペットを飼うことを検討している人に関して佐藤先生は、飼ってから「こんなはずではなかった」と思ってしまうような勉強不足の飼い主も最近は多くみられると指摘。「まずは飼う前にしっかりと、その犬種・猫種がどういう特性を持っているのか、しっかりと事前に情報を得るようにしましょう」と呼びかけた。

ペットを飼うことで家族の会話が増えたり知り合いが増えるなどは多いようだ