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パナソニック、触れずに照明をオン/オフできる「非接触スイッチ」

非接触スイッチ「WTA1711W」

パナソニック エレクトリックワークス社は、手をかざして触らずに照明器具のオン/オフができる「非接触スイッチ WTA1711W」を、2022年3月21日に発売する。価格は10,450円(工事費別)。

同社によれば、感染症対策として新しい生活様式の実践が提言されており、大勢がよく手を触れるスイッチなどに対しても、こまめに清掃・消毒するよう求められているとする。そうした衛生意識が高まる中、非接触スイッチを開発。特に衛生面への配慮が求められる、病院や高齢者施設、保育所、多くの人が利用する学校やオフィスなどへの設置をおすすめするという。また住宅においても、汚れた手や濡れた手で操作する頻度が高い、玄関や洗面所、キッチンなどにおすすめだとする。

おすすめの設置場所

かざした手を感知するための赤外線センサーの赤外光と、表示ランプ用のLED光を、センサー感度向上(集光)と視認性向上(拡散)を両立した、1つのレンズに集約。これにより、赤外線センサー特有の黒色受光部をなくして、すっきりしたデザインと使いやすい操作性を実現した。

赤外線センサーの赤外光と、表示ランプ用のLED光を、1つのレンズに集約
暗闇でもスイッチの場所が分かる表示ランプ

また検知距離の切り替えが可能。例えば廊下などスイッチのそばを人が往来する場所では、検知距離が約5cmの「短」に、居室などでは少し離れた位置からでも操作できるよう約10cmで検知する「長」に設定するとよい。

検知距離を2段階で切り替えられる

AC100〜AC242Vのボルトフリーに対応するため、現場の電圧が変更されても、スイッチの交換が不要。なお、適合する負荷は、照明器具(4A)もしくは換気扇(2A)。

適合ボックスは、1個用スイッチボックス。電源電圧はAC100〜242V。負荷容量は4A。消費電力は1W。開閉回数は40,000回。適用電線は径1.6径2.0単線専用。使用周囲温度は-10〜40℃。