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加湿空気清浄機を使う人の4割以上が適切な頻度で手入れをしていない? ダイソン調査

加湿空気清浄機メーカーであるダイソンが、利用実態を調査

ダイソンは、加湿空気清浄機の利用実態と、使用済みの加湿空気清浄機における菌の増殖状況に関する調査を実施した。その結果、「加湿空気清浄機利用者の44.4%が、定期的なメンテナンスを行なっていない」ことと「使用済みの加湿空気清浄機は、細菌や真菌(カビ)が一定数増殖していることが分かった」という。

使用期間が長いほど、加湿空気清浄機内の細菌やカビが増殖している

加湿空気清浄機は、水を使用するため、加湿フィルター、トレー、タンクなどは、衛生的に管理することが大切。ダイソンは、直近1シーズンから3シーズン以上の加湿空気清浄機の使用者12人を対象に、加湿フィルター、トレー、タンク内の微生物の実態を調査した。

調査の結果、使用済みの加湿空気清浄機は、従属栄養細菌(細菌)や真菌(カビ)が一定数増殖していることが分かったという。

また、特に3シーズン以上の長期間、長時間(6時間以上)使用されている加湿空気清浄機は、メンテナンスをしているつもりでも、適切に行なえていないことがあり、加湿空気清浄機内で、さらに細菌やカビが繁殖している場合があることが分かったとする。

使用期間が長い加湿空気清浄機ほど、細菌やカビなどの微生物が、増殖していることが分かったという

なお、調査はサンケイリビング新聞社に加湿空気清浄機を所有している24人の募集を依頼し、「使用年数が2シーズン以下 or 以上」、「1日の使用時間が6時間未満 or 以上」「適切な管理の有無」を必須条件とし、使用住宅の住所・形態、家族構成、加湿空清の使用場所などは限定していない。適切な管理は、各メーカーが推奨する方法に基づき、メンテナンスをそれぞれ行なっていることとした。募集した加湿空清の加湿方式はすべて気化式。

約44.4%の人が適切な頻度でメンテナンスをしていない

ダイソンは、全国の直近1年間の加湿空気清浄機の利用者400人(男女/20〜50代)を対象に、加湿空気清浄機のメンテナンスに関するアンケートを行なった。その結果、約44.4%の人が加湿フィルターのメンテナンスを定期的に行なっていないことが分かった。

約44.4%の人が、加湿フィルターのメンテナンスを定期的に行なっていない

同社によれば、一般的に加湿空気清浄機の加湿フィルターやトレーなどは、月に一度メンテナンスを行なうことが推奨されている。今回の結果では、約半数の加湿空気清浄機利用者は、定期的にメンテナンスを行なっていないということから、加湿空気清浄機内に細菌やカビが繁殖するリスクが、高まることが懸念される。

同アンケートでは、「加湿空気清浄機の機能に関する不満」も尋ねている。その結果、全体の39.3%が「お手入れが面倒」、29%が「加湿が衛生的かどうか不安」と回答。いずれも加湿空気清浄機の使用に際して、不満点の上位に挙げられていたという。

メンテナンスが面倒と考えている人が多い

衛生的なメンテナンスをサポートする、ダイソンの加湿空気清浄機

そのうえで同社は、ダイソンの加湿空気清浄機は、UV-Cテクノロジーによりタンク内の水の細菌を瞬時に除去し、銀繊維を編み込んだ抗菌・防カビ加湿フィルターを組み合わせることで、衛生的な加湿を可能にしているとする。

また面倒な手入れも、加湿フィルター、タンク、チューブなどの給水システム全体を簡単に洗浄でき、衛生的なメンテナンスをサポートするという。

「Dyson Purifier Humidify+Cool formaldehyde 加湿空気清浄機 PH04 WG」と「Dyson Purifier Humidify+Cool 加湿空気清浄機 PH03 WS」
ダイソンの加湿空気清浄機では、UV-Cテクノロジーによりタンク内の水の細菌を瞬時に除去するという