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三菱重工、プラズマW除菌の加湿器。素早いスチーム式と節約のハイブリッド式

SHE60VD

三菱重工冷熱は、加湿器「roomist(ルーミスト)」の2021年モデルを9月9日に発売した。スチームファン蒸発式3機種とハイブリッド加熱気化式3機種をラインナップ。価格は19,000~61,000円(すべて税別)。

スチームファン蒸発式は、1時間あたりの加湿能力350/600/1,200mlタイプを展開。蒸発布が吸い上げた水をヒーターで加熱して蒸発させるもので、運転開始から約1分ですばやく立ち上がる。安全面では、水受け皿の水が熱湯ではなく常温水のため、転倒しても安心という。また、送風ファンで空気と蒸気を混ぜるため、蒸気吹き出し温度は55℃以下となる。加湿能力は温度や湿度に左右されないため、使用環境が低温でも潤せるという。

プラズマイオンを放出してウイルスや浮遊菌を抑制する「とびだし除菌」と、特殊フィルターで細菌やカビをとらえる「つかまえ除菌」を組み合わせた「プラズマW除菌」を600/1,200mlタイプに備えた。350mlタイプはつかまえ除菌のみ搭載。また、スケール(水に含まれるミネラル分などの堆積物)が付着するのを防ぐイオンフィルターも標準装備した。

350mlタイプ「SHE35VD」の適用畳数は6/10畳(木造和室/プレハブ洋室)、タンク容量は約2.8L。600mlタイプ「SHE60VD」の適用畳数は10/17畳(同)、タンク容量は約4L。600mlタイプ「SHE120VD」の適用畳数は20/33畳(同)、タンク容量は約5L×2。カラーはSHE35VDとSHE60VDがピュアホワイト/ブラックの2色展開、SHE120VDがピュアホワイト。価格は順に19,000円、25,000円、61,000円。

スチームファン蒸発式の蒸気吹き出し温度は55℃以下

ハイブリッド加熱気化式は、水に含んだフィルターに風を当てる気化式とフィルターにヒーターで温めた温風をあてる加熱気化式を組み合わせたもので、500/700/850mlタイプを用意。2つの加熱方式を湿度に合わせて切り替えるのが特徴。湿度が低いときは加熱気化式ですばやく加熱し、設定温度になると気化式に切り替わり加湿量を調整する。電気代を節約でき、ヒーターがOFFになるエコ運転時の消費電力は、通常運転時の約90%減となる。「プラズマW除菌」も搭載した。

また、ハイブリッド加熱気化式タイプには三菱重工サーマルシステムズの「ビーバーエアコン」との連動運転機能を備えた。ビーバーエアコンの2015年以降の「SRK-S」「SRK-SK」シリーズ、2018年以降の「SRK-R」シリーズに対応する。

適用畳数(木造和室/プレハブ洋室)は500mlタイプ「SHK50VR」が8.5/14畳、700mlタイプ「SHK70VR」が12/19畳、850mlタイプ「SHK90VR」が14.5/23.5ml。タンク容量はいずれも約4.5L。いずれもカラーはクリアホワイト。価格は順に30,000円、34,000円、40,000円。

SHK50VR