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エアコンの気流で換気をアシストする三菱電機「霧ヶ峰」

ルームエアコン「霧ヶ峰 FZシリーズ」

三菱電機は、ルームエアコン「霧ヶ峰」の新製品「FZシリーズ」を11月1日に、「Zシリーズ」を12月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、左右独立駆動プロペラファンを備えたFZシリーズが348,000円前後~468,000円前後、クロスフローファン方式のZシリーズが238,000円前後~418,000円前後。

換気タイミングの通知や、エアコン気流による換気のサポートなど、換気のアシスト機能を強化したエアコン。業界で初めて、住宅用全熱交換型換気機器(ロスナイセントラル換気システム)との連携運転に対応し、エアコンのセンサーが検知した在室人数に応じて換気機器の風量を自動調整するという。

無駄の少ない換気タイミングをAIが判断して知らせる「換気ガイド」機能をスマートフォンアプリ「霧ヶ峰 REMOTE」に追加。リモコンから離れた場所にいても、手元のスマホで通知を確認できる。

「霧ヶ峰 REMOTE」には、新たに「A.I.換気アシスト」機能も搭載。事前にアプリに表示される室内の熱画像から、換気の排出口の窓を設定。あとはボタンを押すだけで、エアコンの気流を設定した窓に向け、換気を補助する。さらに室内の空気をかき回すことで、隅などに滞留する空気まで換気するという。

A.I.換気アシスト機能で部屋の隅まで換気

このほか、アプリではスマホの位置情報と連携し、自宅から離れると自動でエアコンの運転を停止し、自宅に近付くと自動で運転開始する機能なども利用可能。その際、エアコンのセンサーで室温を検知し、設定温度により冷房/暖房を判断するとともに、エアコンが不要な場合は運転しないなど、無駄な運転を防ぐとする。

スマホの位置情報と連携した自動運転時は、センサーで室温を検知し無駄な運転を防ぐ

独自のIoTライフソリューションプラットフォーム「Linova(リノバ)」を活用し、業界で初めてルームエアコンとロスナイセントラル換気システムの連携運転(スマート e-Flo)に対応。エアコンのセンサーで検知した在室人数に応じて換気風量を自動調整するなど、両機器の運転情報を連動させることで、室内の快適性を維持しながら十分な換気風量を確保する。これにより、窓開け換気が困難な場合でも、効果的な換気を実現するという。

空気清浄機能も搭載。エアコン内部で空気中から回収した水分に高電圧をかけて帯電させた微粒子「ピュアミスト」が、室内の空気に含まれる菌やウイルス、カビ菌、花粉の活動を抑制する。また通風路や熱交換器、フラップなどの風の通り道全体に、独自の防汚コーティングと防汚素材を用いた。

FZシリーズは、4.0~9.0kWの6機種をラインナップ。ファン方式は左右独立駆動プロペラファン。本体カラーはピュアホワイト。

Zシリーズは、2.2~9.0kWの12機種をラインナップ。ファン方式はクロスフローファン(ラインフローファン)。本体カラーはピュアホワイト、ブラウン。

Zシリーズ