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史上初、電池なしで走るプラレール。手転がしで発電
2021年9月3日 12:45
タカラトミーは、電池なしで電動走行するプラレール「電池いらずで出発進行! テコロでチャージ」シリーズを10月21日に発売する。「E5系新幹線はやぶさ」と「E6系新幹線こまち」の2つの車両を用意し、価格は各4,180円。
プラレール62年間の歴史で初の、電池なしで電動走行する車両。車体を床やテーブルの上などで前後に転がして車輪を回転させることにより発電する仕組みで、約30秒間チャージすると約7m(正円に組んだレイアウトで約5~6周分)、電池を使うことなく電動走行する。
脱炭素社会に向けてクリーンなエネルギーが注目されている中、「遊びながら学ぶことができる商品」として提案するもので、同社の「エコトイ認定商品」となっている。対象年齢は3歳以上。
子供の手の力だけで動かせる電力を作られるように、より効率的な発電機構を新規開発した。前進と後進両方向からの手転がしにより発電と蓄電を行なうもので、この発電機構は特許出願中。
チャージは、手で転がすだけで行なえる。本体スイッチをOFFにして車両をしっかり持ち、車輪が回転するように床などに軽く押し付けて前後に転がす。しばらく続けると運転席のLEDが光り始め、徐々に明るくなる。
チャージされたエネルギー量は、運転席のLEDの光の強さで確認することができる。明るさが変わらなくなることで、チャージの完了が分かる。
スイッチをONにすると、約30秒のチャージで7m程度を走行。チャージの目安は、約30cmの距離を約2秒で往復するほどのスピードで15往復(約30秒)程度となる。