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パナソニック、凍ったままの魚を焼けるIHクッキングヒーター

ビルトインタイプのIHクッキングヒーター「Aシリーズ」

パナソニックは、凍った食材を解凍の手間なく焼き上げられる、ビルトインタイプのIHクッキングヒーター「Aシリーズ」9機種を、9月21日に発売する。3口IHでダブル(左右IH)オールメタル対応モデルから、2口IHで鉄・ステンレス対応モデルまでラインナップ。価格は352,000~495,000円。

独自の「凍ったままIHグリル」機能を進化させたビルトインIHクッキングヒーター。グリルでよく調理される食材を冷凍のままでもグリルで焼けるよう、新たに「姿焼き中/姿焼き小/トースト」の3メニューを追加。従来の5メニューと合わせて8メニューに拡充し、グリル調理ができる冷蔵食材・冷凍食材の幅が広がったとする。

本製品のグリルは新形状の平面ヒーターと、独自の調理プログラムを進化させ、加熱の均一化を実現。グリルの下面は従来通りIHヒーターを備え、高火力で細やかな温度制御ができるという。これにより、従来できなかった丸魚や食パンでも凍ったままの調理が可能になった。冷凍のままグリル皿に並べて焼き上げるため、解凍の手間と時間を省け、調理全体の所要時間を短縮できるとしている。

グリルで調理できる冷凍・冷蔵食材の幅が広がった

調理時間の目安は、姿焼き中(さんま5尾)の場合、さんまを冷凍のまま約19分で焼き上げるという。

このほか、予熱完了や食材を裏返すタイミングなどを音声ガイドとトッププレートの操作表示で知らせる「焼き物アシスト」機能を拡充。「鶏つくねの大葉巻き」「ピーマンの肉詰め」など30メニューをアシストする。

グリル操作部にはフルドット液晶を採用。調理するメニューに関する情報だけが大きな文字で表示されるため、見やすいという。

Aシリーズは3口IHと2口IHを用意し、それぞれ本体幅75cmと60cmをラインナップ。カラーは、3口IHで本体幅75cm、ダブルオールメタル対応の「KZ-AN77」はシルバーとジェットブラックの2色展開。このほか幅60cmタイプや、シングル(右IH)オールメタル対応タイプ、鉄・ステンレス対応タイプなどはシルバー1色。

幅75cmタイプの本体サイズは、748×570×230mm(幅×奥行き×高さ)。幅60cmタイプの本体サイズは、598×570×230mm(同)。いずれも電源は200V。最大火力は左右IHが3.2kW、グリル部が2.75kW。

焼き物アシスト機能対応メニューは30メニュー