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アイリスオーヤマが施設向け殺菌器を発売。UV-Cでウイルスや細菌を不活性化
2021年4月9日 15:43
アイリスオーヤマは、シグニファイジャパンが製造・販売する「フィリップスUV-C殺菌機器シリーズ」4機種を、医療機関やオフィス、教育機関、飲食店などの施設向けに4月9日に発売した。「UV-C置型空気殺菌器」、「UV-C上層空気殺菌器 壁面取り付けタイプ」、「UV-C上層空気殺菌器 天井取り付けタイプ」、「UV-C殺菌デスクライト」をラインナップ。価格は順に132,000円、165,000円、165,000円、22,000円。
空気中や物体表面に付着するウイルスを不活性化する殺菌器。紫外線の一種であるUV-C光を用いることで、新型コロナウイルスをはじめとするウイルスや細菌などの微生物のDNAとRNAを破壊し、不活性化するという。UV-C光源を使用した検証の結果では、物体表面に付着したSARS CoV2ウイルスの99%が6秒間で不活性化されたとしている。
UV-C波長は254nm、光源寿命は9,000時間。人の手を介することなく安全に、かつ短時間で空間や物体表面の細菌やウイルスを不活性化できる点が特徴。特に「UV-C置型空気殺菌器」は、人の目にUV-C光が触れることなく常時稼働できるため、医療機関の待合室やオフィス、学校の教室、飲食店など不特定多数の人が出入りする公共の場所で効果を発揮するという。
なおUV-C光は、ウイルスや細菌に対して高い除菌効果を誇る一方で、皮膚に直接照射すると日焼けのような炎症が引き起こされる恐れがあるなど、人体やペットなど生物にとって有害であることが知られており、使用の際には適切な防護措置が求められる。「フィリップスUV-C除菌機器シリーズ」は、安全に使用するための適切なUV-C光設計だけでなく、人感センサーやタイマーなど多重の安全機構を標準装備しているが、安全のためには正しい使い方が必要としている。
「UV-C置型空気殺菌器」の本体サイズは360×360×790mm(幅×奥行き×高さ)。重さは12.3kg。殺菌対象は空気殺菌。使用規模の目安は33m2。消費電力は128W。30/60/120分のタイマー機能を備える。
「UV-C上層空気殺菌器 壁面取り付けタイプ」の本体サイズは553×185×1,420mm(幅×奥行き×高さ)。重さは7.18kg。殺菌対象は空気殺菌で常時使用可。使用規模目安は30m2。消費電力は25W。
「UV-C上層空気殺菌器 天井取り付けタイプ」の本体サイズは550×550×120mm(幅×奥行き×高さ)。重さは7.45kg。殺菌対象は空気殺菌で常時使用可。使用規模目安は40〜50m2。消費電力は36W。
「UV-C殺菌デスクライト」の本体サイズは120×120×277mm(幅×奥行き×高さ)。重さは800g。殺菌対象は物体表面の殺菌で、人の不在時に使用可(人感センサー搭載)。使用規模目安は28m2。消費電力は24W。15/30/45分のタイマー機能を備える。