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シャープ、最短64分で衣類乾燥する除湿機。生乾き/タバコ臭をスピード脱臭
2021年3月22日 11:31
シャープは、ハイブリッド方式を採用したプラズマクラスター衣類乾燥除湿機「CV-NH140」を4月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は77,000円前後。
コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた、ハイブリッド方式の衣類乾燥除湿機。室温に合わせて除湿方式を自動で制御するため、1年中パワフルに除湿し、素早く衣類を乾かせるという。2kgの衣類を乾燥するのにかかる時間は、梅雨時が約64分、冬季が約80分(いずれも速乾モード)。
冷却器で湿った空気を冷やして結露させるコンプレッサー方式は、夏場に少ない消費電力で除湿できる。デシカント方式は除湿ローター(乾燥剤)に吸着した水分をヒーターの熱で気化させて除湿するため、気温の低い冬場でも能力が落ちにくいとする。本機は室温に応じて、コンプレッサー方式とデシカント方式を最適なバランスに自動制御することで、季節や気温を問わずパワフルに除湿できるとする。
送風口には「広角ワイドルーバー」を採用し、左右約165cmの広範囲に除湿された風を届ける。さらに上下4通り、左右3通りの送風モードを選択可能。衣類を上下2段に干したり、靴やバスマットなどを床に置いたまま乾燥させたりといった、さまざまな干し方に対応するという。
高濃度「プラズマクラスター25000」を、同社除湿機では初めて搭載。部屋干しした衣類の付着生乾き臭に対する消臭スピードを従来機比約1.5倍に向上させたとする。「衣類消臭運転」機能を備え、帰宅後のスーツやコートに付着した汗やタバコのニオイのケアも可能。
運転モードは、衣類乾燥/除湿/衣類消臭/内部乾燥を用意。風量はエコ自動/音控えめ/標準/速乾の4段階。12時間のオートオフ機能や転倒自動停止装置を搭載する。
排水タンクにはハンドルを備え、手入れする際の持ち運びに便利という。また市販のホースを繋ぐことで、連続排水に対応する。このほか本体底部にキャスターを配置し、移動しやすくした。
本体サイズは365×235×645mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約15kg。消費電力は衣類乾燥(速乾)/除湿(標準)/衣類消臭(標準)の順に、660/695W(50/60Hz)、275/295W(同)、45/45W(同)。除湿可能面積は14~28/16~33畳(木造~コンクリート、50/60Hz)。1日あたりの最大除湿能力は12/14L(50/60Hz)。排水タンク容量は約3.6L。