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東芝から「無風感」エアコン、空気清浄機能も。冷暖房の風当たりを和らげる
2021年3月10日 17:38
東芝ライフスタイルは、吹き出す風の質を変化させて風を感じにくくさせる「無風感技術」を搭載したルームエアコン「大清快 DTシリーズ」6機種と「同Rシリーズ」5機種を、4月上旬に発売する。
DTシリーズは、適用畳数6畳「RAS-H221DT」~20畳「RAS-H632DT」をラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は14万~23万円前後。
Rシリーズは、適用畳数6畳「RAS-H221R」〜18畳「RAS-H562R」をラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格は11万〜18万円前後。
従来機では冷房時にのみ使用された「無風感技術」を、新モデルでは、冷房・空気清浄・除湿時のほか、暖房時にも使用。なお、同技術は冷房・空気清浄・除湿時と、暖房時では、異なる駆動をする。
冷房・空気清浄・除湿時は、通常のエアコンから吹き出す風と、吹出し口に搭載された「無風感ルーバー」にある無数の穴を通り抜けた“速度の速い風”がぶつかることで、風を拡散させて体への風当たりを和らげる。
一方で暖房時は、「無風感ルーバー」が温風を下方向に抑え込む役割を果たし、風が人に直接当たらないようにする。また部屋の上方にたまりやすい温風を、エアコン室内機の直下に集中させることで、冷えやすい足元から暖められるとする。
空気の汚れを集めて屋外に排出する「プラズマ空清」を搭載。エアコン内部のプラズマ空清ユニットが吸い込んだ有害物質を帯電させて、ウイルスを抑制するほか、細菌やカビ、花粉、PM2.5も除去する。そのほか、同社によれば業界で唯一、PM0.1レベルの粒子に関する除去性能も確認しているという。
エアコンが、ユーザーの好みを学習して、自動で運転制御する「AI快適モード」を搭載する。DTシリーズ、Rシリーズともに学習運転が可能なほか、DTシリーズのみ全自動運転にも対応する。
学習運転とは、ユーザーの操作履歴や、室温/設定温度/外気温などの環境情報を、エアコン本体で蓄積して、ユーザーの好みを学習する。そのうえでエアコンが、ユーザーの好みの温度設定を考えて自動で運転制御するという。温度設定を補正すると、学習しながらさらに精度を向上させる。
無線LANに対応し、スマートフォンでの操作またはスマートスピーカーによる音声操作が可能。スマートフォンでの操作には、専用アプリ「IoLIFE(アイオーライフ)」を使用する。同アプリには、新たに「ウィークリータイマー」と「まとめてオフ」機能が搭載された。
「ウィークリータイマー」では、曜日ごとの運転オン・オフタイマーが最大42個まで設定可能。そのため、平日と休日で異なるタイマーを設定するなど、生活リズムに合わせた使い分けができる。
また「まとめてオフ」は、複数のエアコンを一度に停止できる。外出時の一斉オフや切り忘れ防止をサポートする。
このほか、冷房・除湿時に発生する結露水でエアコン内部の汚れを洗い落とせるほか、カビの付着を抑える効果も備える「マジック洗浄熱交換器」を採用。リモコンの「おそうじ」ボタンを押せば、約1Lの結露水をつくって洗浄する「1リットル洗浄」が作動して、汚れを徹底洗浄するという。
またフィルター自動掃除によってホコリを「楽ダストボックス」に収集。付属のお掃除ノズルを掃除機に差し込み、エアコンの下から吸引するだけで簡単にホコリを吸引できる。
DTシリーズの室内機のサイズは、798×352×250mm(幅×奥行き×高さ)。室外機は780×290×550mm(同)。