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Apple Watch、心電図アプリに対応。記録データを医師と共有
2021年1月22日 11:42
アップルは22日、Apple Watchの「心電図アプリケーション」が日本でも利用可能になると発表した。近日公開予定のiOS 14.4とwatchOS 7.3により、Apple Watch Series 4/5/6で対応する。
この機能により、Apple Watchユーザーが手首の上で心電図を記録することを可能となり、心拍リズムを記録し、重要な情報を医師に共有できるようになる。また、Apple Watch Series 3以降で対応している不規則な心拍の通知機能は、バックグラウンドで心拍リズムを時折チェックし、心房細動(AFib)の兆候を特定した場合、通知する。
心電図アプリケーションと不規則な心拍の通知機能により、不整脈に最も多い心房細動(AFib)の兆候の検知に役立てられる。心房細動は、治療をせずに放置すると脳卒中につながるおそれがあるため、こうした予防にも役立てられる。
心電図アプリケーションで、記録するにはApple Watch Series 4、5、6で心電図アプリを開いてDigital Crownに指をあてる。ユーザーがDigital Crownに触れると回路が機能し、心臓を通る電気信号が記録される。30秒後、心拍リズムは心房細動、洞調律、低心拍数、高心拍数、判定不能のいずれかに分類される。すべての記録、記録の分類、注意が必要な症状は、iPhoneのヘルスケアアプリに保存され、結果のPDFは医師と共有できる。
不規則な心拍の通知は、Apple Watch Series 3以降に内蔵されている光学式心拍センサーを利用。心房細動(AFib)の兆候がないか、バックグラウンドでユーザーの心拍リズムを時折チェックし、最低65分以上の時間をかけて5回の心拍リズムのチェックを行ない、不規則な心拍リズムが検出されるとユーザーに通知する。