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東芝、自動2度洗いで徹底洗浄するドラム式「ZABOON」。Ag+抗菌、時短も向上
2020年9月10日 13:37
東芝ライフスタイルは、「ZABOON(ザブーン)」シリーズのドラム式洗濯乾燥機の新モデルとして、自動2度洗いコースに対応し、スピードコースの時短化も実現した「TW-127X9」を10月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は33万円前後。
従来モデルに引き続き液体洗剤/柔軟剤自動投入機能を備え、これを利用した新機能として「自動2度洗いコース」を搭載したドラム式洗濯乾燥機。「スピードコース」の時短化など、洗浄力や時短化、省手間を進化させたという。
「ウルトラファインバブル」と「Ag+(銀イオン)抗菌水」により、抗菌しながら繊維の奥まで徹底洗浄する機能「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W(ダブル)」も引き続き備えている。洗濯容量は12kg、乾燥容量は7kg。
ガンコな泥汚れを落とす自動2度洗いコース。スピードコースは5kgが15分に
「自動2度洗いコース」は、1度目洗いで汚れた洗濯液を排水/脱水してから、洗剤を自動投入して2度目洗いに入る機能。洗濯中の汚れの再付着を防ぎ、つけ置きが必要なガンコな汚れも約60分できれいに洗い上げるという。このモードは、自動投入設定がされている場合のみ使用でき、洗濯容量は3kgまで。
液体洗剤/柔軟剤のタンクは自立式で、液体洗剤が約1,000ml、柔軟剤は約700mlの大容量。タンクに備えた目盛り付きの窓で、洗剤・柔軟剤の残量や補充する時期を確認できる。
注ぎ口が広く、注ぎやすい液体洗剤と柔軟剤のタンクに改良を加え、独自の密閉タンク構造を新たに採用。洗剤や柔軟剤の蒸発を防ぐ。
そのほか、軽い汚れにおすすめという「スピードコース」を従来よりも時短化。少し着ただけの軽い汚れの衣類や、少量のタオル、洗い分けしたい衣類を、家事のすき間時間で手軽に洗濯ができるスピードコースの運転時間を短縮し、5kgの衣類を約15分(従来は約28分)で洗濯可能になった。
Ag+で抗菌「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」。スマホ連携も強化
洗浄力を高める「抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」は、水中の目に見えないナノサイズの泡「ウルトラファインバブル」と洗剤を効率よく混合させることで、黄ばみの原因となる落ちにくい皮脂汚れや、臭いの原因となる菌の栄養源である汗や垢、食品由来の汚れに含まれるタンパク質汚れにアプローチ。すすぎでは、繊維の奥に残った洗剤をすすぎの回数や水量を増やすことなく取り除き、柔軟剤成分も繊維の奥まで届け、香りや柔らかさが向上するという。
また、洗い/すすぎをするごとに、洗濯水に溶け出したAg+抗菌成分が、繊維のすき間に入り込み衣類に浸透。洗濯のたびに抗菌して、衣類に雑菌が繁殖するのを防ぐという。
そのほか、約60℃の温水で気になる衣類を除菌するという「温水抗菌ウルトラファインバブル洗浄W」にも対応。温水ヒーターで洗濯水を直接温めて行なう。赤ちゃんの肌着などの白物衣類や布マスクを、より清潔に保てるとしている。
スマートフォン連携機能も強化。コースや終了時間の外出先からの変更、洗濯槽洗浄のタイミングや洗剤の残量を通知する既存の機能に加え、衣類/目的別に適したコースをアプリからダウンロードできるようになった。
これまで洗い方などに迷っていた場合でも、用途に応じて適したコースをダウンロードして洗濯機をアップデートでき、自分の好みに応じたコースのカスタマイズも行なえるという。
S-DDモーター、振動吸収クッションによる低騒音設計も採用する。そのほか、手入れが簡単な、新形状の糸くずフィルターも採用。くし状のフィルターが洗濯時に出る糸くずをキャッチ。振るだけで、楽に手入れができるという。
本体サイズは、645×750×1,060mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約90kg。運転目安時間は洗濯時が約35分、洗濯~乾燥時が約108分。消費電力量は、洗濯時が約78Wh、洗濯~乾燥時が約1,150Wh。標準使用水量は、洗濯時が約80L、洗濯~乾燥時が約61L。カラーはグレインブラウン、グランホワイトの2色。右開き/左開きのモデルを用意する。