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自分だけの食情報を記録、「カレーの会」など他者とも交流できるパナの新Webサービス「EATPICK」

Webコミュニティサービス「EATPICK」

パナソニックは、食に関するWebコミュニティサービス「EATPICK(イートピック)」を、5月12日に開設した。利用料は無料。PC、もしくはスマートフォンブラウザから会員登録すれば利用できる。

自分の食事記録をカレンダー形式で残すほか、他ユーザーと情報交換、マルシェで買い物などができるWebコミュニティサービス。食の多様化が進み情報があふれる中で、自分が関心のあるものを自由にピックアップできる場を提供するという。

サービスコンセプト

食に関する情報があふれる中で、自分にぴったりなものをピックアップ

サービス名のEATPICKは「EAT(食べる)」と「PICK(選ぶ)」を組み合わせた造語で、「良いトピック」という意味も持つとしている。パナソニック アプライアンス社 キッチン空間事業部 経営企画部 ビジネスインキュベーション課 課長・栗原 清志氏は、同サービスについて次のように語った。

「現代の食生活を振り返ると選択肢に広がりがあることがわかります。調理といっても手作りだけでなくミールキットの活用、テイクアウトする中食、さらに食材や調理道具を含めるとさまざまな選択肢があります。また食の思想も多様化しておりベジタリアンやヴィーガンなど、価値観はさまざまです。こうした日々の食生活において、ユーザーが自分にぴったりな情報を選んだり、見つけたりできる場所を提供したいと思いEATPICKが生まれました」

具体的には主に5つのカテゴリがあり、自分だけの食の情報が集められる「マイルーム」、他ユーザーと情報交換できる「コミュニティ」、自分に合うレシピが探せる「レシピ」、忙しい人への食生活提案「EATPICK ナビ」、話題の製品を購入できる「EATPICK marche」を用意。

オンライン発表会に登壇したパナソニック アプライアンス社 キッチン空間事業部 経営企画部 ビジネスインキュベーション課 課長・栗原 清志氏
マイルーム

マイルームでは、日々の食事を記録に残せるカレンダー機能や、お気に入りレシピをまとめたタイムライン機能などが利用できる。あふれがちな食まわりの情報から、自分の関心や好みにあった情報だけをまとめられる。また、食事記録を残すことで食生活を見直すきっかけになるほか、今まで気づかなかった自分も見つけられるとする。

日々の食事を記録に残せるカレンダー機能
コミュニティ

コミュニティは他ユーザーと情報交換できるページで、「カレーの会」、「ホームベーカリーの会」、「野菜ソムリエの会」など、食の趣味が合う仲間を見つけられる。新たなコミュニティの立ち上げリクエストも可能。

コミュニティページ
レシピ

レシピは、自分のオリジナルレシピを投稿できるほか、他ユーザーのレシピをお気に入り登録可能。ページでは「注目のレシピ」「おすすめのレシピ」「新着のレシピ」がそれぞれ表示される。

EATPICKナビ

ナビでは、食のお役立ち情報を掲載。平日に短時間で調理するための下準備と食材の美味しさを損なわない保存方法、休日にまとめて1時間で下準備するための効率的な段取りなどを提供する。子育て応援、一人暮らし簡単晩御飯、ダイエットメニューといったコースを準備し、日常の食生活の課題や悩み解決をサポートするという。

EATPICKマルシェ

マルシェでは話題の食材やキッチン小物などを購入可能。現在は、お米の食べ比べセットや、レストラン品質のフローズンミールを提供するロイヤルデリのパスタソースやドリアなどを購入できる。

マルシェで購入できる商品

なお同社は2019年10月に、「食のくらしアップデート」サービスを開始。アプリ「キッチンポケット」を通して、キッチン家電との組み合わせで調理のサポートを行なってきた。

今回のEATPICKは、コミュニティサービスを導入することで、調理に留まらずユーザーのあらゆる食体験をまるごとサポートするという。

アプリ「キッチンポケット」と合わせて2つのサービスを展開していく