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ヤマハ、電動アシスト自転車で時速24kmを超える不具合に対象機種を追加
2020年3月31日 13:29
ヤマハ発動機は、2020年2月3日に発表した、電動アシスト自転車「PASシリーズ」の一部でアシスト速度がオーバーしてしまう不具合について、対象機種を追加した。合計17,891台を対象とし、製品の無償修理を行なう。不具合は、特定の操作をすると最高速の24km/時を超える速度までアシストが作動するというもの。
対象機種は、2020年モデルの電動アシスト自転車「PASシリーズ」の一部。2019年9月~2020年3月に製造されたモデルのうち、スマートパワーアシスト機能を搭載したもの。
2月3日時点では2020年1月までに製造されたモデルとしていたが、今回新たに2〜3月に製造されたモデルでも不具合が発覚した。これにより対象台数を、17,856台から17,891台に修正。
不具合は、特定の操作をすると「アシストオフモード」の状態でもアシストが発生するというもの。さらにその状態においては、最高速の24km/時をわずかに超える速度までアシストが作動してしまい、法令に抵触することが確認されている。
特定の操作は、アシストオフモードの状態で電源をOFFし、再度電源ON、アシスト切替ボタンを操作せずそのままペダルを漕ぎ出すというもの。メーターにはアシストオフモードが表示されているが、アシストが作動してしまう。
同社では、対象製品のユーザーに、上記の操作での使用を控えるよう呼び掛けている。また特定の操作をした場合は、復帰操作(アシストモード切替ボタンで一度他のアシストモードを選択。通常の動作に復帰可能となる)をする必要がある。
対象製品の確認方法は、フレームに貼り付けられている車両号機ラベルで行なう。なお対象の車両号機の範囲でも、対象とならない車両も含まれている。所有製品が該当するかは、こちらのページから検索可能。
本件の問い合わせ先は、ヤマハPAS ドライブユニット書換コールセンター(0120‐500‐298)。受付時間は、月~金曜日 9:00~12:30 / 13:30~18:00(祝日・同社所定の休日等を除く)。