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【CES 2020】太陽誘電、ポータブルサイズの「ニオイセンサー」を発表

 太陽誘電は、1月7日から10日(現地時間)にアメリカ・ラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー「CES 2020」で、ポータブルサイズのニオイセンサー「Mobile Smell Sensor」を発表した。2021年の製品化を予定しており、価格は未定。

ニオイセンサー「Mobile Smell Sensor」

 スマートフォンに接続して利用するポータブルサイズのニオイセンサー。臭気計測モジュールの小型化に成功したことから、ポータブルサイズのニオイセンサーを開発したとしている。

 センサーで計測したニオイは、専用スマートフォンアプリで、「良い/悪い」をそれぞれ0~100%で表示する。ニオイのほか、温度、湿度、ホコリ、CO2、気圧を計測可能。

臭気のほか、温度、湿度、ホコリ、CO2、気圧を計測可能

 一般的な臭気計が、"人間の鼻レベル"の0.001ppm(=1ppb)までの臭気を計測可能なのに対し、本機では"犬の鼻レベル"である0.001ppb(=1ppt)までの臭気を計測できる点が特長だという。

一般的な臭気計の1,000分の1の臭気を計測できるという

 同社では、同モジュールを利用して、室内用のニオイセンサーの開発も予定している。

開発が予定されている、室内用のニオイセンサー

 また本臭気計測モジュールのほか、小型化に成功したというBluetooth 5.0無線モジュールも展示。Blutoothモジュールは、スマートフットウェア「ORPHE TRACK(オルフェ トラック)」にも搭載されている。

同社の開発した、小型Bluetooth 5.0無線モジュール(写真右)

 「ORPHE TRACK(オルフェ トラック)」は、シューズを履いて走るだけで、ランナーの着地法(フォアフット/ミッドフット/ヒールストライクで分類)やプロネーション(着地時の足首のひねり角度、回内角度)などを、スマートフォンの専用アプリ「ORPHE TRACK Run」で指標化できるスマートランニングシューズ。

太陽誘電ブースに展示された「ORPHE TRACK(オルフェ トラック)」