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操作性が格段に向上し、最短1分でトーストが焼けるシロカ・オーブントースター「すばやき」
2019年11月1日 14:00
シロカは、最短1分でトーストが焼ける「すばやき」の性能はそのままに、操作性を向上した新モデル「プレミアムオーブントースター すばやき おまかせ ST-2D251」を11月16日に発売する。参考価格は12,800円(税抜)。
ボタンを押すだけで、最短1分でトーストが焼けるオーブントースター。従来モデルでは、ダイヤルで加熱温度と時間を選ぶ必要があったのに対し、「すばやき“おまかせ”」は操作部を一新し、直感的なボタン操作でトーストを焼き上げられる。
本体下部にある操作パネルは、「タイマー/温度」の2つのダイヤルと、「コンベクション/焼き色/冷凍ピザ/トースト/スタート/取り消し」の6つのボタンのほか、調理時間の表示画面を備える。トースト/冷凍ピザモードは、焼き色を「うすい/ふつう/こい」の中から選択し、オートで焼き上げる。トーストは「1枚/2枚/冷凍1枚/冷凍2枚」に対応。加熱時間は焼き色に応じて自動で設定され、トーストが1分~1分30秒、冷凍ピザが8分30秒~9分30秒。
タイマー/温度ダイヤルとコンベクションボタンは、マニュアルモード時に使用する。タイマーは最大30分、設定温度範囲は100~280℃。コンベクションはON/OFFが可能。加熱温度や時間を自分で調節できるため、トーストのほか、おかずの調理や、ノンフライ調理もできるとする。
庫内の構造や加熱方式は、従来モデルと共通。素早く焼き上げることで水分の蒸発を抑え、パンをしっとり、もちもちに仕上げられるという。ノンフライ調理にも対応。
庫内の上下に高火力のカーボンヒーターを搭載。上部に熱を対流させる循環ファンと、ヒーターの熱を食材に集める反射板を備える。扉のガラスには熱の放射を防ぐ低放射ガラスを採用し、熱を逃がしにくいとする。これらを組み合わせ、滞留熱と放射熱を同時に発生させることで、短時間で庫内が高温になるため、食材を素早く焼き上げられるとする。
シロカ 商品本部 商品開発部 開発グループ マネジャーの小川 大助氏によると、焼き芋や餅が焼けるモードの搭載も検討したが、とにかく利便性を追求し、シンプルなデザインを目指したという。
実際に、「すばやき“おまかせ”」で焼き上げられたトーストをいただくと、表面はカリッと、中はもっちりとしており、とてもおいしかった。短時間で焼き上げることで、ごく薄い表面の水分だけが蒸発し、中の水分は保たれるため、このようにおいしく仕上がるのだという。
製品発表会場では、同時に試食会も開催された。用意されたメニューの中から、スモークサーモンのクロワッサンサンド、オイルサーディンのトースト、タンドリーチキンを試食した。
スモークサーモンのクロワッサンサンドは、家庭であたためるのが難しいとされるクロワッサンを、上手に焼き上げていたのが印象深い。表面を焦がすことなく、サックリとした食感を引き出していた。
オイルサーディンのトーストは、半分に切ったバゲットの上に玉ねぎとチーズ、オイルサーディンを乗せたもので、おつまみにぴったりだとされていた。これは、思わずおいしいと口に出してしまうほど。水分を多く含む玉ねぎをトッピングしているにもかかわらず、バゲットがべちゃっとすることはなく、むしろカリカリの食感で絶品だった。
タンドリーチキンは、マニュアルモードを使用し、240℃で10分ほど焼き上げたもの。身がしっとりとしていて、脂分と水分のバランスがちょうどよく、ジューシーに仕上がっていた。
ほかにも、ローストビーフサンドやバインミーなど、様々なメニューが用意されていた。今後、メーカーのHPに同製品を使用したレシピや、パンの種類別におすすめの加熱方法などを掲載予定としている。
レシピ開発を担当した溝上 直枝氏は開発の際、朝食にはトースト、昼食には具だくさんのサンドイッチ、夕食にはおかずやおつまみと、様々なシチュエーションに合わせたパンのある暮らしをイメージしたという。同製品を使用することで、1日を通してパンを楽しめるとする。
本体サイズは、350×286×229mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.9kg。消費電力は1,400W。ホワイトとブラックの2色展開。トースト専用焼き網のほか、ノンフライ調理に使用するトレーと専用焼き網、お餅用焼き網を付属する。