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ダイニチ、石油ファンヒーターの“35秒着火”モデルを拡充

 ダイニチ工業は、3枚の動くフラップと2枚の固定ルーバを搭載し、足元から部屋を効率よく暖める、家庭用石油ファンヒーター「SGXタイプ」の2019年度モデルを発売した。ラインナップは、10畳向け「FW-3719SGX」/12畳向け「FW-4719SGX」/15畳向け「FW-5719SGX」の3機種。価格はオープンプライス。実勢価格は順に35,800円前後/43,800円前後/49,800円前後(いずれも税抜)。

家庭用石油ファンヒーター「FW-3719SGX」

 3枚の動くフラップと2枚の固定ルーバを搭載し、足元から部屋を効率よく暖める、家庭用石油ファンヒーター。

 ファンヒーターの燃焼量に応じて自動で角度を最適に調整する「快温トリプルフラップ」を搭載。室内の温度ムラが出やすい小火力時にはフラップを下向きにして、温風が床を這うように遠くまで流すという。これにより、温風の吹き上がりを抑え、足元から部屋を暖められるとする。

 従来の固定ルーバ搭載機種に比べると、30℃の温風の到達距離と、床面温度30℃以上のエリア面積が、約30%アップできるという。

ファンヒーターの燃焼量に応じて自動で角度を最適に調整する「快温トリプルフラップ」を搭載
床面温度30℃以上のエリア面積をアップ

 また長い時間、部屋に人がいない場合は、センサーがチェックして自動的に運転を制御。燃焼量を弱めたり、停止することで、灯油消費のムダを抑えるという。

部屋に人がいない場合は、センサーがチェックして自動的に運転を制御する

 そのほか、35秒または40秒で着火するスピードの早さや、消化時のニオイをしっかり燃やしきる消臭システムでニオイが少ない、9Lの大容量タンクを採用している点などが、同社製の特徴だとする。

 「FW-3719SGX」の本体サイズは、445×366×438mm(幅×奥行き×高さ)。本体カラーはクールホワイト/ロイヤルブラウン/コズミックブルーの3色。

「SGXタイプ」3機種の違いは、適応畳数や本体サイズなどで、機能は同じ

そのほか12タイプ/28機種を発売

 フラッグシップの「SGXタイプ」のほか、2019年度向けの家庭用石油ファンヒーターを、12タイプ/28機種発売した。

 新製品では35秒で着火する機種が、昨年の3タイプ6機種から、8タイプ15機種に拡大。「SGXタイプ」以外でも、7タイプ12機種が対応している。

「GR/SDX/SLXタイプ」
「LS/L/KE/KCタイプ」
「NE/S/FZ/DX/FBタイプ」