ニュース

ターン、ボッシュ製ドライブユニットを搭載するミニベロタイプのカーゴバイク「HSD」

 ターンは、電動アシスト付きカーゴバイク「HSD」を発表した。ミニベロタイプのe-bikeとして人気のVektron(レビュー記事はこちら)同様に、ボッシュ製のドライブユニット「Active Line Plus」を搭載しており、パワフルな走りを実現していながらも、小さなボディで高い積載能力を誇る点が特徴だという。

ミニベロタイプのカーゴバイク「HSD」
小さなボディながら用途に応じて高い積載能力を誇る(※写真はイメージ)

 「HSD」は誰でも乗りこなしやすいミニベロタイプとなっており、ステムとシートポストを組み合わせたイージーステップフレームデザインを採用。工具不要で150cm~195cmの身長に合わせたライディングポジションに調整できるため、家族でシェアすることも可能だ。

ハンドルとシートを工具なしで簡単に調整できるので、家族でシェアしやすい

 また、カーゴバイクだけに様々な目的に応じた使い方ができる。リアキャリアの耐荷重は60kgとなっており、専用のトレーラーマウントもあるので、目的に応じてたっぷり荷物を運ぶことができる。そして、十分なヒールクリアランスも確保されているので、チャイルドシートを付けて子どもを乗せることも可能だ。ヨーロッパ有数の自転車試験所である「EFBE Prüftechnik GmbH」において、厳格なカーゴバイクの規格に従って、フレームおよびフォークを170kgまでテストしているので安全性も高いという。

自分のスタイルに合わせて使用できる
安全性も高い

 さらに「HSD」は収納力の高さも魅力だ。もともとコンパクトなサイズながら、ハンドル部分を簡単に折りたたむことができる。クルマへの積載もしやすく、ベルトドライブを採用しているために、チェーンの油で手や周囲を汚しにくい。何よりも車体を立てて置くことができるため、収納場所に困ることはなさそうだ。

クルマへ積載しやすい
車体を立てて収納できる

 アクティビティなどの趣味用のカーゴバイクとして、タウンユースとしても快適そうな「HSD」。特に小さな子どもがいる家庭には重宝されるかもしれない。通常の電動アシスト自転車は、車体重量もあり、駐輪スペースも必要だが、「HSD」はそれらを考える必要がない。また、子どもが成長してチャイルドシートが不要になったら、そのままe-bikeのように活用できる。

チャイルドシートを取り付けられる
カラーはレッドのほかにDune(左)とTarragon(右)の3色展開予定
アクセサリーも充実する

 気になる価格だが、現時点では未定。発売時期は年内を目標にしているという。新製品発表会も実施されるそうなので、詳細はあらためてお届けしたい。