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風を利用せず、静かでムラなく温度管理する寝室用パネルエアコン「眠リッチ」
2019年6月6日 16:32
大和ハウスグループのフジタは、住宅設備機器メーカーの長府製作所と共同開発した寝室用パネルエアコン「眠リッチ RAT-2244X」を、6月12日に発売する。価格はオープンプライス。想定価格は35万円前後(税抜、工事費別)。全国のマンションや戸建住宅などへの順次導入を目指すほか、ディベロッパーや住宅メーカー、ホテルや医療福祉施設等の事業者および一般消費者への提案を進めるという。
風を利用せず、ムラなく室温管理ができる寝室用パネルエアコン。送風を用いる一般的なエアコンとは異なり、赤外線を利用した放射冷暖房システムを採用しており、睡眠時に最適な室内環境を提供するという。
強い熱エネルギーを持つ空気をゆっくりと放出する「ハイレンジ・薄型ヒートポンプエンジン」に、熱エネルギーを赤外線に変換する「サーモテックファイバーパネル」を組み合わせることで、結露が発生せず、かつ高い放射冷暖機能を実現したとする。
「サーモテックファイバーパネル」には、独自開発した特殊繊維で編み込んだ布「サーモテックファイバー」を採用。空気の熱エネルギーを効率よく赤外線に変換しながら放射し、室内の物体を直接加熱・冷却するという。これによりベッド全体をムラなく冷暖房でき、表面温度を均一化できるとしている。
体に風があたらないため、冷えすぎや熱しすぎを防止でき、乾燥も抑えられる。またファンの回転が少ないため、就寝中の運転音は30dBと静かで、睡眠を妨げないという。
本体サイズは1,600×1,450×170mm(幅×奥行き×高さ)。定格冷暖房能力は2.2kWで、適用床面積は6〜8畳。