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東芝、高精度のセンシング性能で、食品の温めムラを抑えたスチームオーブンレンジ

 東芝ホームテクノは、オーブン温度350℃の過熱水蒸気オーブンレンジ「石窯ドーム」シリーズの最上位モデルに、食品の温めムラを低減させる「ねらって赤外線センサー」を搭載した「ER-TD7000」を、6月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は170,000円前後(税抜)。

石窯ドーム「ER-TD7000」

 業界最高のオーブン温度350℃で温められる過熱水蒸気オーブンレンジ。新たに、ピンポイントで庫内に置いた食品の位置と分量を検知し、適温で温めることで仕上がり温度のバラツキを低減する「ねらって赤外線センサー」を搭載。

 従来機種「ER-SD7000」は、8つ目赤外線センサーで、センサーをスイングさせながら庫内全体の1,024カ所をセンシングしていた。新機種「ER-TD7000」でも同様に、はじめにセンサーをスイングして1,024カ所をセンシング。食品の位置と分量を検知した後に、食品の位置に合わせてセンサーのスイング範囲を調整する。これにより、食品領域のみを集中してセンシングでき、仕上がり温度のばらつきを低減しながら、より適温で温められるようになるという。

庫内1,024カ所をセンシングして、食品の位置と分量を検知する「ねらって赤外線センサー」を搭載
「ねらって赤外線センサー」のイメージ

 同社によれば、オーブンレンジの使用目的として、オーブン機能以外に、食品の「あたため」機能が多用されているとする。これまでは、食品の置き位置や分量によっては、温め過ぎたり逆に足りないことがあったという。そこで、食品領域のみをセンシングする「ねらって赤外線センサー」を搭載。同機能により、より適温での温めを可能にし、仕上がり温度のばらつきの低減が図れるとする。

短時間でササッと作れる実践的レシピを追加

 食材と調味料をひとつのボウルに入れて、約1分加熱するだけで、小皿1品料理が簡単に作れる「おつまみ1分メニュー」全6レシピを新搭載。「トマトチーズのスクランブルエッグ」や「ピーマンとじゃこの甘辛」、「さば缶とキャベツのカレー風味」などが作れるという。

 また、これまで時間が掛かっていた、低温スチームでの調理をスピーディーに行なえる「スピード低温調理」3レシピを追加。新たに「スピード低温調理」3レシピを追加した。例えば「スピード茶碗蒸し」は、低温蒸しの約半分の約12分で調理できるようになったという。また、「スピードピクルス」と「塩ヨーグルトの浅漬け」も作れる。

「スピード茶碗蒸し」

 そのほか、冷凍保存した市販の食パンやバターロールを温める専用の「トースト(冷凍)」と「ふっくらパン」コースを新搭載。「トースト(冷凍)」は、冷凍した食パンをトーストできるほか、バターロールなど厚みのあるパンを、焼きたてのように上手にふっくらと温める「ふっくらパン」メニューは、冷凍したバターロールにも対応した。

冷凍したバターロールの解凍/温めにも対応

 本体サイズは498×399×396mm(幅×奥行き×高さ)。自動メニュー数は476個、総レシピ数は495個。オーブンの消費電力は1,430W。年間消費電力量は70kWh/年。温度設定範囲は100〜300℃・350℃。過熱水蒸気は100〜250℃・300℃。本体カラーはグランホワイトとグランブラックを用意。

フラッグシップモデル以外もラインナップを一新

 フラッグシップ「ER-TD7000」の他にも、大型ホワイトバックライト液晶を搭載した「ER-TD5000」、オーブン温度300℃の「ER-TD3000」、同250℃の「ER-TD100」を、6月上旬から順次発売する。いずれも価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、130,000円前後、90,000円前後、68,000万円前後(いずれも税抜)。