家電製品レビュー
共働き世帯の救世主! パナソニックのオーブレンジ「ビストロ」が時短料理に大助かり
2018年2月13日 07:00
出産後、仕事に復帰してすぐに気がついた……「時間が足りない!!!」
朝5時半に起きて、洗濯機を回して、朝ご飯作って、子供に食べさせて、洗濯物干して、朝ご飯の片付けして、子供を保育園に送って、今度は自分の準備をして、そのまま出勤。帰宅後もご飯を作って、洗濯物畳んで、お風呂を洗って、お風呂に入れて、片付け……。終わることのないタスクの山に毎日ヘトヘト。なんとか「時短できる家電」はないかと考えて、ピンと来たのが、パナソニックのオーブンレンジ「ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS1400」だ。
メーカー名 | パナソニック |
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製品名 | ビストロ スチームオーブンレンジ NE-BS1400 |
価格(編集部調べ) | 103,500円 |
オーブンレンジは、各メーカー展開しているものの、パナソニックの製品の一番の特徴はとにかく「時短レシピ」にこだわっているということ。「10分でちゃんとごちそう100レシピ」や、冷凍したハンバーグや春巻きを解凍なしで、そのまま食べられるように加熱する「凍ったままグリル」など、時短レシピが超充実! 使い始めて半年。今ではビストロのない暮らしなんて考えられない! というくらい大活躍している。さっそく紹介していこう。
本体は庫内容量30Lで、二段調理が可能なハイエンドモデル。レンジ、スチーム、ヒーターと3つの熱源を搭載し、1台で「焼く」「煮る」「蒸す」「揚げる」の調理ができる……と言われても、どこまで使いこなせるか、実際使いこなせていないという人も多いだろう。今回は実際のレシピを紹介しながら、ビストロのすごさを見ていこう。
帰宅して30分以内に何か食べたい! という時はワンボウルで作れるパスタが超便利
まず最初に紹介するのが、「とにかく時間がない!」という時に便利なワンボウルパスタ。ビストロではいくつかのレシピを用意するが、いずれも基本的な作り方は一緒。半分に折ったスパゲッティの麺を耐熱ボウルに入れて、材料、調味料、水を入れて、ふんわりラップをかける。後は約14分加熱するだけ。これでおしまい。
レシピによっては、加熱後に味付けをするものもあるが、簡単なのは間違いない。我が家でよく作っているのは、白味噌に生クリームをいれたソースで味付けする「きのこの白みそパスタ」。濃厚でこってりとした味付けは、ちょっと自分では思いつかない味。濃すぎると思ったら、牛乳などで調整するのも良い。
普通にパスタを作ろうと思ったら、パスタを茹でる大きな鍋に、ソースを作る鍋、材料を切るための包丁とまな板、パスタの湯切りをするザル、パスタとソースを和えるトングは最低限使う。それが、ワンボウルパスタなら、ボウルと包丁、まな板、後は菜箸くらいしか使わないので、洗い物も圧倒的に少ない。作る時間だけじゃなくて、その前後の手間も最小限にするというところがビストロの「時短レシピ」のすごさなのだ。
10分でできる「鶏と根菜のうま煮」は間違いのないおいしさ!
家族からも好評で、もう何回もリピートしているのが「鶏と根菜のうま煮」。こちらも材料を切って、調味料を入れて、加熱するだけ。しいたけやこんにゃく、タケノコなど、素材のうま味がしっかり出る。煮物は、自分で作るとそのときの火加減や味付けなどで、味がぶれてしまいがちだが、ビストロのこのレシピならいつでも同じように、短時間で仕上がる。加熱している間にほかのことができるというのも、忙しいママには嬉しいポイントだ。
「凍ったままグリル」で平日のメインが超ラクに
多くの家庭で実践しているだろう「作り置き」。我が家も週末に材料を買い込み、週末に一気に料理を作ったりしている。ビストロを購入してから特によく作る様になったのがハンバーグと春巻き。その日の夜に食べる分と冷凍する分を一気にたくさん作ってしまう。
特にハンバーグはビストロの得意料理。ふっくらと、肉汁ジワーのハンバーグが失敗なしで作れる。小さい子供がいると、料理をしている最中でもお構いなしに「ママー見て」、「ママー来て」とママ攻撃が始まってしまうので、火加減が難しいハンバーグや油を使う春巻きはできれば避けたいメニューだった。ビストロがあれば、ママ攻撃なんて怖くない。
また、我が家で最も使用頻度が高いのが「凍ったままグリル」の機能だ。これは、冷凍したハンバーグをそのまま庫内に入れて、スイッチを押せばそのまま焼き上げまでやってくれるというもの。
これまでも余ったハンバーグや春巻きを冷凍したことはあるが、正直、うまく活用できていなかった。冷凍したハンバーグはそのまま焼くのか、それとも解凍してから焼くのか、解凍するのにもそれなりに時間がかかるよね、しかも解凍がうまくいかないケースも少なからずある。おいしくできない、時間がかかるのであれば、やっぱり冷凍しない方がいい、と思い込んでいたのだ。
しかし、「凍ったままグリル」だったら、失敗なしのノンストップで一気に完成。ハンバーグや春巻きなどメインとなる料理がさっと出来てしまうのは心強い。
魚焼きから解凍、温めまで普段使いの機能もワンランクアップ
時短レシピ以外の日々の使い勝手にも大満足している。ビストロは魚も焼くことができるし、トーストも焼ける、スチームを使ってシュウマイや肉まんを温めることもできるオールマイティーな一台なのだ。グリル皿自体が発熱する構造なので、魚もトーストもひっくり返す必要はない。
ビストロさえあれば、別にトースターやスチーマー、魚焼きグリルなどを用意する必要はない。しかもどのメニューも高いクオリティで仕上げてくれる。
ステーキやハンバーグなどの付け合わせに大活躍しているのが、「焼き野菜」。オリーブオイルと塩こしょうで和えた野菜をそのまま4分焼くだけ。フライパンで焼くのとは全く違う風味が楽しめるし、見た目も華やかで気に入っている。
トーストメニューも充実している。「トースト」以外に「惣菜パン」「ロールパン」「フランスパン」が用意されているので、パン好きにはたまらない。例えば、買ってきたクロワッサンを自宅のトースターでおいしく温めるのは至難の業。でもビストロだったら、スチームを使った「ロールパンあたため」を使えば、しっとり、フワフワ、サクっと温めることができる。この仕上がりに「今までのクロワッサンはなんだったんだ」と、夫が感動していた。最近、スチームを使って温める高級トースターが人気だが、断言します。ビストロは、全然負けていません!!!
そしてもちろん、お肉の解凍なんかお手の物。冷凍ムラ? ドリップ? そんなこともう忘れてしまいました。ひき肉だって、ホロっとほぐれるくらいまで解凍してくれるので、その後の調理が可能。きちんと解凍できるので、以前より積極的に冷凍するようになった。つまり、作り置きやまとめ買いが得意になった!
本格的な調理だってもちろん得意
ビストロがすごいのは、とにかく幅ひろーく料理ができるということ。例えば同居している母はビストロを使ってパウンドケーキをよく作ってくれる。そもそもオーブンレンジ付属のレシピを読み込んで料理をするという習慣がない母は、レシピを見ないでマニュアルモードでケーキを焼いているわけだが、長年の勘なのか、ビストロとの相性がいいのか、これまた失敗なし。
一方、ビストロのレシピを信用しきっている私は、時間があるときはレシピをパラパラめくって、新しいレシピに挑戦している。この前作ったのは「豚肉のコンフィ」。豚のかたまり肉をオリーブオイルに浸けて、そのまま90℃で160分加熱するというもの。簡単だけど、この温度設定と調理時間を考えるとビストロがないと作れない料理だ。
仕上がりはもう絶品。柔らかくてジューシーなのにしっとりという、この調理法だからこそ引き出される新たな豚肉の魅力に出会った。オリーブオイルをどーんと使う贅沢メニューだが、加熱後のオリーブオイルも使えるので無駄にならない。
もう一品、お気に入りは「肉だんご&甘酢あん」というレシピ。グリル皿で肉だんごを、同じ庫内で甘酢あんをボウルで作るというものだ。ピーマンやニンジン、タケノコといった野菜をたくさん摂れるし、見た目も豪華で食べ応えのあるおかずになる。
忙しくても手作りの食事を食べたい!
最近のオーブンレンジは、どれも多機能、高機能化していて、選ぶのが難しい。例えば、ハイエンドクラスの製品であれば、正直、それほど機能差はない。どの機種も、複数の熱源を搭載しているし、スチームを使った調理にも対応している。
ではどう選ぶか。レシピを見比べるというのは1つの方法だ。
そのメーカーがどこをターゲットとしているか、どういう想いで製品を作っているかというところには違いがあるし、その違いが一番出るのがレシピだと思う。レシピの一例は、インターネットの製品ページに載っているので、そこを参考にしてもらいたい。で、ビストロの場合はどうかというと、ターゲットは明確だ。共働き世帯の家族であり、忙しくてもしっかりとした食事を取りたいと願っている人、だ。
忙しくても手作りの食事を食べたい。その想いがあるからこその「凍ったままレシピ」であり、「10分レシピ」なのだ。レトルトやできあいのお総菜があるのはもちろん、知っている、使うこともある。でも、作り置きやまとめ買いをしてでも、なるべくなら手作りの料理を作りたい。それこそ、今の私の正直な気持ちであり、それに応えてくれるのがビストロだと感じている。