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シャープ、蝶の翅脈(しみゃく)の応用で風量アップした新ネイチャーウイング扇風機

 シャープは、蝶の羽根を応用したトリプルネイチャーウイング採用のプラズマクラスター扇風機「ハイポジション・リビングファン PJ-J3DG」を、4月18日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は31,000円前後(税抜)。

トリプルネイチャーウイングを採用したプラズマクラスター扇風機「PJ-J3DG」(右)

 なめらかながら、パワフルな風を実現したDC扇風機。動物や植物の特性に着目したシャープ独自の「ネイチャーテクノロジー」を採用している点が特徴。これまで同社扇風機のハイエンドモデルは、アサギマダラ蝶とアゲハ蝶の羽根を応用した「ハイブリッド・ネイチャーウイング」で、なめらかな風を実現していた。

 新モデルでは、そこにさらに蝶の翅脈(しみゃく:羽根の筋)を応用し、「トリプル・ネイチャーウイング」に進化。他の昆虫に比べて太い羽根の筋が大きな揚力を生むことに着目し、扇風機の羽根にも蝶の翅脈形状を採用。これにより、消費電力はそのままに、風量アップを可能にした。ムラの少ない風で、ダルさ感や手足の冷えすぎを抑えるという。

 風量切り替えは33段階。最大風量は61m3/分で、従来の58m3/分から5%アップした。操作部は新たにタッチキーを採用し、クールな操作性で涼しさを感じさせるデザインとしている。

従来の「ハイブリッド・ネイチャーウイング」(左)と、新モデルの「トリプル・ネイチャーウイング」(右)
他の昆虫に比べて太い羽根の筋が大きな揚力を生むことに着目し、扇風機の羽根にも蝶の翅脈形状
ネイチャーウイングはなめらかな風を生み、ダルさ感も抑えるという

 独自イオン「プラズマクラスター7000」を採用し、衣類消臭モードも備える。部屋干し衣類の生乾き臭や汗臭、タバコ臭の消臭効果があるという。プラズマクラスター適用床面積は約12畳。

 本体サイズは、370×845~1,110mm(直径×高さ)で、重量は約6kg。羽根径は32cmで、羽根枚数は7枚。コード長は約1.8m。首振り角度は、左右約50/70/90度(自動)で、上下約50~21度(手動)。消費電力は2.7~26W。1~9時間の入/切タイマーを備える。リモコンが付属。

衣類消臭モードも備える

コードレス3Dファンや壁掛けモデルなど2019年度モデル5機種

 このほか、DCモーター搭載扇風機として、ネイチャーウイング採用で風量32段階調節の「ハイポジション・リビングファン PJ-J3DS」、自動首振り角度が左右上90度でサーキュレーターのようにも使える「3Dファン PJ-J2DS」、充電して使える「コードレス3Dファン PJ-J2DBG」3機種を同時に発売する。店頭予想価格は順に、26,000円前後、23,000円前後、35,000円前後(税抜)。

風量32段階調節の「ハイポジション・リビングファン PJ-J3DS」(ネイチャーウイング)
サーキュレーターのようにも使える「3Dファン PJ-J2DS」(ネイチャーウイング)
充電して使える「コードレス3Dファン PJ-J2DBG」(ハイブリッド・ネイチャーウイング)

 ACモーター搭載扇風機は、「リビングファン PJ-J3AS」、「壁掛けファン PJ-J3AK」2機種をラインナップ。いずれも点灯予想予想価格は13,000円前後(税抜)。

リビングファン PJ-J3AS
壁掛けファン PJ-J3AK