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シャープ、冷風機能でちょっと涼みたいときに便利な1台4役の除湿機

 シャープは、冷風機能を新たに搭載した「プラズマクラスター除湿機 CM-J100」を、3月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は50,000円前後(税抜)。

プラズマクラスター除湿機 CM-J100

 「除湿/衣類乾燥/消臭」に加え、新たに「冷風」機能を搭載した1台4役の除湿機。衣類乾燥や除湿だけでなく、身の回りを涼しくしたいときにも使うことができる。

 室温差約-10℃(温度27℃、湿度60%時)の冷風で、お風呂上がりや料理中、エアコンの風が届かない場所も快適にするという。ハンドルとキャスターが付いているため移動がしやすく、キッチンや脱衣所など、さまざまな場所で使うことができる。

 定格除湿能力は、1日あたり9L/10L(50Hz/60Hz)。除湿可能面積は、23畳/25畳(同)。2kgの衣類を乾かすのに掛かる時間は約120分。独自イオン「プラズマクラスター7000」を採用し、部屋干し衣類の生乾き臭を抑制しながら乾燥できるという。

「冷風」機能で、身の回りを涼しくしたいときに使える
キャスター付きで移動しやすい
冷風/除湿を切り替えられる
お風呂上がりや料理中、エアコンの風が届かない場所も快適にするという

猛暑日が増え、暑さ対策商品が流行した2018年

 シャープ IoT HE事業本部 空調・PC事業部 PCI商品企画部 課長・原 利光氏は、製品の開発背景について次のように語った。

 「まず、除湿機の国内市場規模は、衣類乾燥需要に支えられ年間約60万台の出荷と安定しています。特に夏場の需要が多く、私たちはそこに着目しさらなる夏の需要拡大を狙いました。夏の気温を見てみると、ここ20年間で最高気温が35℃を超える猛者日の日数は増えており、2018年は充電式の携帯扇風機が流行るなど、さまざまな暑さ対策商品が展開されています。そこでシャープでは暑さ対策商品として、新たに冷風機能を備えた除湿機を開発しました。小型ながらしっかり除湿、衣類乾燥ができ、さらに独自のプラズマクラスターイオンでニオイ・カビ対策も行なえます」

シャープ IoT HE事業本部 空調・PC事業部 PCI商品企画部 課長・原 利光氏
2018年は猛者日が増え、さまざまな暑さ対策商品が展開されたという

 送風口のルーバーは上下に自動スイングでき、用途に合わせて風の勢いをコントロール可能。ルーバーを広げる「広角」に設定して体全体に冷風を届けたり、付着カビ菌の増殖を抑制しながら部屋を除湿したりするほか、ルーバーをしぼる「上向き」設定で衣類乾燥するなどの利用を想定している。

 排水タンク容量は2.5Lで、一晩(約6時間)安心して使えるという。連続排水にも対応し、市販のホース(内径15mm)を装着可能。浴室以外にも、洗濯パンやベランダなどで使用できる。

ルーバーを広げる「広角」と、狭める「上向き」に設定可能
操作部
用途に合わせて風の勢いをコントロールできる
連続排水にも対応し、市販のホース(内径15mm)を装着可能

 このほか、2/4/6時間の切タイマーや、温湿度センサー、大きなホコリを入り口でブロックする「ホコリブロックプレフィルター」を搭載。

 なお同製品は、エアコンと違い背面から温風が出るため、部屋全体を冷房することは不可としている、閉め切った場所で使った場合は、室温が上がるという。

 本体サイズは、315×235×575mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12.5kg。消費電力は250W/290W(50Hz/60Hz)。カラーはホワイト。