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カシオ、テープの無駄をなくしてコストカットを実現したラベルライター「ラテコ」

 カシオ計算機は、テープの無駄やゴミを削減したラベルライター「Lateco(ラテコ) EC-K10」を、2月8日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は12,000円前後(税抜)。

ラベルライター「Lateco(ラテコ) EC-K10」

 エコに配慮しながらコストカットを実現したラベルライター。ラベルライターユーザーが感じている「テープ先頭の余白部分が無駄」、「テープ使用後のカートリッジのゴミが気になる」、「台紙がはがしにくい」といった不満点の解決を図り、ちょっとした「もったいない」を解決する構造にしたという。なおブランド名“Lateco”は、「Label Toward ECO(ecology, economy)」を由来としている。

 従来のラベルライター(KL-M50)では、印刷されたテープは先頭部分に16mmの余白ができてしまっていた。新モデルでは、印刷時にテープを巻き戻すことで余白を最小3mmまで抑え、従来の1/5まで低減。無駄を減らすことでテープのコスト削減を可能にしたという。

 また従来はテープを使い切るとカートリッジごと捨てる必要があったが、ラテコではカートリッジを繰り返し使用可能。内部のテープのみを交換する詰め替え方式で、ゴミの削減に加えて原材料のCO2排出量を60%以上削減したとする。

従来は16mmあった余白を最小3mmまで抑えた
カートリッジは繰り返し使え、内部のテープのみ交換する

 テープは、擦れや汚れなどに対する耐久性に優れ、ファイルのラベリングに適したラテコ専用のラミネートサーマルテープを新開発。テープ色は10色「白/半透明/黄色/赤/青/緑/黄緑/オレンジ/ピンク/水色」を用意。それぞれ6~18mm対応で、オフィスでのファイルインデックスから備品管理のラベル付けなど、幅広く使えるという。

 このほか、ファイルのラベルを手軽に作成できる多彩なフォーマットを用意。テープは台紙からはがしやすいハーフカット機能や、ラベルを剥がした後の糊残りがしにくい機構を採用している。

 本体サイズは、200×219×70mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約930g。液晶表示は128×64ドットで、入力部分は8桁×4行。キー配列はQWERTY方式で、入力方法はローマ字。内蔵書体は漢字3種類、かな8種類、英数12種類。最大印字幅は16mm、印字密度は200dpi、印刷方式はダイレクトサーマルで、印字速度は最大約20mm/秒。テープアダプター(6/9/12/18mm用)、18mmテープ1個、ACアダプターが付属する。