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カシオ、アプリでラベル作成ができるスマホ/PC対応ラベルライター「ラテコ」

Lateco(ラテコ) EC-P10

カシオ計算機は、ラベルのデザインをスマホ/PCで行なえるラベルライター「Lateco(ラテコ) EC-P10」を9月4日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は12,800円。

専用アプリ「LABEL DESIGN MAKER」を使用し、スマートフォン、パソコンでデザインしたラベルを無線LANまたはUSB経由で印刷できるラベルライター。従来の6/9/12/18mm幅テープに加え、24mm幅テープにも対応する。

使い慣れたデバイスで操作することにより文字入力やデザインがしやすいうえ、カテゴリ別に収録されたサンプルからデザインを選べるため、より直感的なラベル作成が可能だという。無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応。

専用アプリ「LABEL DESIGN MAKER」を使ってラベルのデザインが可能

スマートフォン用アプリは定型フォーマット42種類、サンプルラベル263種類のほか、ワードリストを作成しデザインを選ぶだけで、統一感のあるラベルを一括で作成できる「デザインを揃えて作成」機能などを用意する。対応OSはiOS 12.0以上/Android 6.0以上。

パソコン用アプリでは、Excelファイルなどの差込印刷が可能。ラベルの中の文字やバーコードだけを入れ替えながら複数枚のラベルを連続して作ることができ、備品管理などに便利だという。主な対応OSは、Windows 10/8.1、macOS Catalina(10.15)/Mojave(10.14)。

統一感のあるラベルを一括で作成できる「デザインを揃えて作成」機能
パソコン用アプリではデータの差込印刷が可能

本機は「Label toward eco(ecology, economy)」をブランド名の由来としており、環境面に配慮するとともに使用時におけるコストカットを目指したという。テープのカートリッジは繰り返し使用し、内部のテープだけを交換することで、廃棄するのは紙製の芯のみ。従来機種に比べプラスチックごみを約97%、原材料のCO2排出量を60%以上削減したとする。

従来のラベルライター(KL-M50)では、印刷されたテープの先頭部分に16mmの余白ができてしまっていたが、テープの巻き戻し機構を採用することで余白を最小3mmに低減。約35%のコストカットを実現した。

カートリッジは繰り返し使用できる
テープ先頭の余白を最小3mmに低減

さらに糊残りしにくいテープを採用し、一度ラベルを貼ったファイルの再利用もできる。このほか、テープ部分のみに切り込みを入れ、スムーズに台紙から剥がせる「ハーフカット」機能を搭載する。

本体サイズは66×191×146mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約690g。最大印字幅は18mm、印刷密度は200dpi、印刷方式はダイレクトサーマルで、印刷速度は最大約20mm/秒。テープアダプター(6/9/12/18/24mm用)、18mmテープ1個、ACアダプター、micro USBケーブルが付属する。

糊残りしにくいためファイルの再利用ができる
台紙から剥がしやすい「ハーフカット」機能