TOTO、尿はねしにくい小便器～ターゲットポイントに青色LEDを照射して衛生面をサポート

　TOTOは、尿はねしにくいポイントを青色LEDで照射する、小便器の最上位モデル「マイクロ波センサー壁掛小便器セット XPU22A」を2月1日に発売する。価格は26万4,800円(税抜)。

マイクロ波センサー壁掛小便器セット「XPU22A」

　尿はねしにくいポイントに青色LEDのターゲットマークを照射して、ガイドすることで尿はねを低減する壁掛小便器。人が近づき、小便器の前で立ち止まると、尿はねしにくいポイントに青色LEDのターゲットマークを照射。はねにくいポイントに誘導することで、尿はねや飛び散りを低減。小便器周りの衛生性の向上をサポートするという。

写真左が正面から、写真右が上から見たところ

　また、排水経路に設置されるU字形のパーツ、トラップを小型化し、尿を含んだ汚水を少ない水量で効率よく置き換えられるとする。

　さらに夜間など、長時間使用されない時間帯を自動判断し、定期的に独自の「きれい除菌水」をトラップ内に満たして除菌するという。なお「きれい除菌水」とは、水に含まれる塩化物イオンを電気分解して作られる、除菌成分(次亜塩素酸)を含む水。薬品や洗剤を使わず、水道水から作られ、時間が経つと水に戻る。

定期的に独自の「きれい除菌水」をトラップ内に満たして除菌する

　そのほか、使用後には毎回洗浄に加えて、定期的に排水管洗浄を実施。それでいて平均洗浄水量を、従来品の1.45L/回から0.8L/回までに抑えられるという。年間の水道料金を約45%、約29万円の節約効果があるとする。