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TOTO「ウォシュレット」、発売から40周年

TOTOのウォシュレット発売から40周年

TOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」が、6月で発売40周年を迎えた。

1980年6月に発売された温水洗浄便座「ウォシュレット」。今ではウォシュレットを含む温水洗浄便座の一般世帯普及率は、80.2%(2020年3月、内閣府調べ)となり、生活に欠かせない商品になったとする。

発売当初は、「おしりだって、洗ってほしい。」というキャッチコピーが新鮮だったが、今では当たり前の生活習慣として根付き、多くの公共施設、オフィスなどにも採用が進み、あらゆる場所で温水洗浄便座の快適さを享受できるようになったとしている。

デザインも年々進化。ウォシュレット一体形便器「ネオレスト」は「便器でない便器を作る」というテーマのもと日本のタンクレストイレの先駆けとなる商品が1993年に誕生。2017年にはウォシュレットの機能部分も陶器に内包した真の一体形便器として機能とデザインを両立させた「ネオレストNX」を発売した。

海外では、著名なiFデザイン賞や、レッドドット・デザイン賞を受賞。デザインと機能を高度に融合させた商品を世に送り出しているという。

海外での販売も堅調に推移。国内だけでなく、世界各地の5つ星ホテルや著名なランドマーク物件への採用が増加しており、2019年には累計出荷台数は全世界で5,000万台を超えた。

同社は、今後海外でのウォシュレットの出荷台数を2018年度の58万台から2022年には200万台へと拡大させる考え。