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シャープ、氷点下で飲むスパークリング日本酒と保冷バッグのセット
2017年10月31日 12:28
シャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」と、リカー・イノベーションは、独自技術「蓄冷材料」を活用した保冷バッグと、スパークリング日本酒「白那-HAKUNA-」のセットを、数量限定で発売した。クラウドファンディングサイト「Makuake」で購入可能で、支援コースは複数用意。価格は8,075円~42,750円(税込)。
シャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」が開発した、保冷バッグの第3弾プロジェクト。保冷バッグは、あらかじめ冷凍庫で凍らせておき、ボトルに巻きつけることで温度を-2℃に下げてキープできる点が特徴。
同プロジェクトはこれまで、酒蔵や茶農園とコラボレーション。氷点下で日本酒や煎茶を味わう、新しい飲み方を提案してきた。
氷点下をキープすることで日本酒の濁り成分が雪の結晶のように
今回用意されたのは、埼玉県・滝澤酒造が製造するスパークリング日本酒「白那-HAKUNA-」。炭酸が強くてキレがよく、乾杯用のお酒として最適としている。氷点下をキープすることで、日本酒の濁り成分がグラスの中で雪の結晶のように舞い、新しい日本酒体験を楽しめるという。
実際に、保冷バッグで氷点下に冷やしたスパークリング日本酒を飲んでみた。白那は製造中のため、今回は味わいが似ている「CRAFT SPARKLING SAKE」を試飲。しっかり冷えているため、飲み口はシャーベットのようで、グイグイ飲んでしまいそうなほどだった。味も、甘すぎず酸味を感じられ、食事にも合わせやすそうだ。
滝澤酒造 6代目杜氏・滝澤 英之氏は、「スパークリング日本酒を作る際、甘さと酸味、そして炭酸感が一体となることにこだわりました。低迷する日本酒業界ですが、こうしたスパークリング日本酒をきっかけに、大吟醸などにも興味を持っていただければと思います」とコメントした。
保冷バッグに採用されたカラーは、「晴れ着」をイメージした鮮やかな赤色。ダイニングテーブルやカウンターにオシャレに置ける、シンプルでスタイリッシュなフォルムにしたという。お正月やお祝いの席で、縁起の良い紅白飾りとしても活躍するとしている。
なお、保冷バッグに採用されている技術は、シャープがテレビやパソコンの液晶研究で培った技術をベースに開発したもの。-24℃から+28℃までの温度領域で特定の温度に蓄冷できる「蓄冷材料」を活用している。今回は-2℃に蓄冷する仕様だが、幅広い温度帯に対応するため、お酒や食品などに合わせて適温で楽しむことが可能だという。