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パナソニック、焙煎上級者向けに市販のコーヒー生豆を自由に焙煎できる「The Roast Expert」
2018年10月31日 16:09
パナソニックは、焙煎上級者向けにコーヒーの生豆を自由に焙煎できる「The Roast Expert(ザ・ロースト エキスパート) サービス」を、12月中旬に発売する。価格は25万円(税抜)。10月31日より予約受付を、パナソニックストアで開始した。
ユーザー自身で自由にコーヒー焙煎プロファイルを作成できるサービス。熱風式焙煎を採用した焙煎機と、プロファイルを作成するiOSアプリ「The Roast Expert」で構成されている。スマートフォンと本体はBluetoothで連携する。
焙煎機では市販の生豆を用いて、アプリから焙煎温度/時間/風量を、1~20℃、1~15分、1~10ポイントで1℃/1秒/1%単位から設定可能。自ら作成した焙煎プロファイルで、こだわりのコーヒーが楽しめるという。焙煎量は1回50g。このほかアプリでは、予熱設定や焙煎温度モニタリング、温度上昇表示、ハゼ記録(時間・温度)機能を備える。
同社は2017年6月に、コーヒ焙煎機と生豆をセットで販売するコーヒーの新サービスを開始。生豆が季節に合わせて定期頒布されるサービスで、焙煎士である後藤 直紀氏がそれぞれの豆に応じた最適な焙煎プロファイルを作成していた。
今回の「The Roast Expert」では、ユーザー自身が自由に焙煎プロファイルを作成できるようになった点が特徴。焙煎機の型番は「AE-NR01」と2017年に発売された機種と同じだが、Expertサービスで購入できるモデルは拡張機能が設定済みのものとなる。従来の焙煎機をアップデートすることは不可としている。
なお、後藤氏が作成した焙煎プロファイルはExpert用焙煎機でも利用でき、その場合は専用アプリ「The Roast Basic」をインストールする必要がある。
Expert用の焙煎サービスにも、スターターキットとして後藤氏が作成した焙煎プロファイル付きの生豆200g×2個が送付される。焙煎プロファイル付き生豆の追加購入は別途可能。後藤氏の焙煎プロファイルデータは非公開としている。
焙煎機の本体サイズは、130×238×342mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.6kg。消費電力は1,320W。カラーはシルバー。いずれのアプリも、対応端末はiOS9以降。