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パナソニック、業務用モーターを改良し同社スティック史上最高の吸引力を実現した掃除機「パワーコードレス」
2018年7月20日 11:15
パナソニックは、軽量・ハイパワー・長時間駆動を実現したコードレススティッククリーナー「POWER CORDLESS(パワーコードレス) MC-SBU820J-W」を、8月末に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は90,000円前後(税抜)。
同社スティック掃除機史上、最高の吸引力を実現したコードレススティッククリーナー。業務用清掃ロボット「RULO Pro」に採用されている大口径モーターを、コードレススティック掃除機用に改良し、最大吸込仕事率約200Wとキャニスタータイプ並のハイパワーを特徴としている。なおモーター開発は、世界トップシェアを誇る日本電産(Nidec)と共同で行なわれた。
ヘッド部には、フローリングの拭き掃除に適したY字ブラシ(緑)と、畳やじゅうたんのゴミを掻き出す固いブラシ(白)の2種類を備え、さまざまな床のゴミをしっかり掃除するという。ブラシ全体はV字型で、ゴミを真ん中に集めて吸込口でキャッチする。このほか、ヘッド部はペダルを踏むと簡単に外せ、幅約5cmのすき間を掃除できる「親子ノズル」構造を採用している。
リチウムイオン電池8本で最長65分間の運転を実現
連続運転時間は最長65分を実現。リチウムイオン電池は、コードレススティック業界最多の8本直列配置で、高電圧パワーを発揮し、電池への負担を抑えながら長時間運転を可能としている。モードは、強/自動/ロングを用意し、運転時間はそれぞれ約6分/約18~40分/約50分(ヘッド使用時)。ロングモードにおいては、付属ノズル使用時は最大約65分の運転が可能だという。充電時間は約3時間。
本体の軽量化にもこだわったという。「新構造にしたことで、モーターは約80g、バッテリーは約110g重くなっています。しかし、ハイパワー・長時間運転でも本体重量が重いと使いづらいため、新モデルでは徹底した軽量化が課題となりました」と、開発担当者は話す。
そこで本体に用いられたのが、軽くてしなりに強い剛性強度素材「セルロース・ファイバー樹脂」。正六角形柱をすき間なく並べた「ハニカム構造」を採用し、少ない材料で構造部を形成でき、効率よく“軽量と強度”を実現したという。また、ノズル部は、特許技術の「中空ガラス配合 軽量プラスチック」を採用した。
これにより、パイプなどを含めた本体重量は約2.5kgを実現。各部品も重さを分散させるように配置し、肩や肘を張らず力を抜いて掃除できるという。
付属ノズルをすべて収納できる「スタンド式充電台」
手入れ面では、集じんしたゴミを上から圧縮する機能を採用。ゴミ捨て回数を減らし、パワーも続くという。溜まったゴミはワンタッチで捨てられ、ゴミ捨て時に舞い上がらないとしている。ダストカップは丸ごと水洗い可能。
このほか、20μmの見えないゴミも検知し、ハウスダストがあると赤点灯/キレイになったら青点灯に切り替わる「クリーンセンサー」や、ヘッドを壁に寄せると前面が開いて壁際のゴミまでキャッチする「ガバとりノズル」、付属ノズルをすべて収納できる「スタンド式充電台」などを採用している。
本体サイズは、240×218×1,175mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約2.5kg。集じん方式はサイクロン式。集じん容積は0.2L。スタンド充電台、ACアダプター、すき間ノズル、ペタすき間ノズル、ふとんノズル、ホースが付属する。
このほか、スタンド充電台が付属しない「MC-SBU620J-R」も同時に発売。価格はオープンプライス。店頭予想価格は75,000円前後。ACアダプター、すき間ノズル、ペタすき間ノズル、ふとんノズルが付属する。