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LINEのスマートスピーカーが、ホームIoTサービスでの家電連携を開始

 LINEは、AIアシスタント「Clova」が、IoTを活用して家電の操作が可能となるサービス「Clova Home」の提供を開始した。

 ホームIoT化の第一弾として、「Clova」はPhilips Hueと連携し、インターネットサーバーを経由して照明の操作ができるようになった。照明のON/OFF操作や明るさ、色等の調整も、「Clova」対応のスマートスピーカー「Clova WAVE」や「Clova Friends」へ音声で指示することで、簡単に操作できるとする。

AIアシスタント「Clova」対応のスマートスピーカー、「Clova WAVE」と「Clova Friends」
Philips Hue

 「Clova Home」とは、AIアシスタント「Clova」からIoT家電を操作可能にするホームIoTサービス。「Clova」はインターネットサーバーを経由して、自宅にあるゲートウェイ(ブリッジ)と繋がり、「Clova」対応のスマートスピーカーへ指示した内容は、ゲートウェイを介して、各IoT家電に割り振られ、コントロールされる仕組み。

 事前にロケーションの設定を行なうことで「リビングの照明をつけて」など、場所を指定した操作も可能となった。

「寝室の照明をつけて」など、場所を指定した操作も可能

 「Clova WAVE」では赤外線対応家電を操作できる「音声リモコン」機能を搭載している。だが「Clova WAVE」と家電製品は赤外線の届く範囲、かつ間に障害物がない環境に配置させる必要があった。今回の「Clova Home」を活用することで、ネットワークを経由して操作するため、距離や配置場所の制限なく利用できる。

これまで「Clova WAVE」は、「音声リモコン」機能で赤外線対応家電を操作
「Clova Home」を活用することで、ネットワークを経由して操作。距離や配置場所の制限なく利用できる

 利用には、LINEアカウントとLINE Clovaアプリ、Hueアプリおよびアカウントが必要。LINE ClovaアプリはAndroid 4.4/iOS 9.0 以上で動作する。LINE Clovaアプリから「Clova Friends」「Clova WAVE」に接続し、利用登録を行なえる。

 LINEは、2017年3月にAIアシスタント「Clova」発表以降、第一弾スマートスピーカーとして2017年10月に「Clova WAVE」を、2017年12月には「Clova Friends」を発売。さらに3月22日にはIFTTT対応により、外部サービスとの連携も可能となっている。