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カシオ、80年代に流行した「ゲーム電卓」をリバイバル
2018年3月15日 10:43
カシオ計算機は、シューティングゲームが楽しめる、実用性に優れた電卓「ゲーム電卓 SL-880」を、3月23日に発売する。価格は2,000円(税抜)。
ゲーム機能を備えた電卓。視認性の高い表示部や税計算機能など、高い実用性を備えた上で、電卓の数字表示をそのまま活かしたシューティングゲームが楽しめる。
ゲームの内容は、右側から攻め込んでくる侵略者の数字に、ビーム砲の数字を合わせることで迎撃するもの。「・」キーを押す回数で、標的に含まれる数字に合わせ、「＋」キーでビーム砲を発射する。ビーム砲台は3基あり、侵略されるごとに1基ずつ減っていく。特典は侵略者を迎撃した位置により決まり、UFOを撃ち落とすと300点が加算される。
本体サイズは70×118.5×8.5mm(幅×奥行き×高さ)。重さは60g。計算桁数は10桁。加減乗除計算、税計算、パーセント計算、定数計算、平方根、概数計算に対応。電源はCR2016。ゲーム機能を音有りで1日30分使用時の電池寿命は約2年、計算機能だけを1日1時間使用時は約4年。約6分で自動で電源をOFFにするオートパワーオフ搭載。
1980年代に一世を風靡したゲーム電卓
同社は1980年8月に、ゲーム電卓の1号機を発売している。ゲーム内容は、今回の「SL880」と同一だったが、表示桁数は8桁で、表示する数字1桁の大きさは同機の約34%と小さかった。当時は消費税導入前であることから、税計算機能は非搭載で、太陽電池も搭載していなかった。
また、MG-880の発売以降、同社はボクシングやベースボールなどラインアップ拡充を図り、ゲーム電卓は1980年代前半を中心に幅広い層の人気を集めた。
