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ツインバード、10分で洗い上げる洗濯機と、冷凍庫のボリュームを増やした2ドア冷凍冷蔵庫

 ツインバード工業は、庫内容量146Lの半分を冷凍室が占める「2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ HR-E915PW」と、1日分の日常着を10分で洗濯する「全自動洗濯機 5.5kg WM-EC55W」を発売する。

 2ドア冷凍冷蔵庫は10月下旬に発売。価格はオープンプライス。店頭予想価格は54,800円(税抜)。全自動洗濯機は11月下旬に発売。店頭予想価格は34,800円(同)。

「2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ HR-E915PW」と「全自動洗濯機 5.5kg WM-EC55W」

冷蔵室と同容量の冷凍室を備えた、単独世帯向け冷凍冷蔵庫

 「2ドア冷凍冷蔵庫 ハーフ&ハーフ HR-E915PW(以下、ハーフ&ハーフ)」は、定格内容量146Lの冷凍冷蔵庫。200L以下クラスでは最大級の冷凍室容量73Lを備え、冷凍室には前面が透明な4段の引き出しを採用。たっぷりと収納しても中身がひと目で分かり、整理整頓しやすくしたという。

冷蔵庫にはLEDライトを搭載し、中身が見やすい
冷蔵室と同容量の冷凍室は、食品を4段に分けて収納できる

 冷蔵室は中身に合わせて棚板の位置やポケットが調節可能。市販の飲料や調味料、保存容器の高さなどが合わせられ、デッドスペースを減らせるとする。

 垂直水平に直線的なフォルムで、フロントにはガラスパネルを採用。本体の高さを1,220mmとし、天板に電子レンジを載せても使いやすい。なお、天板の耐熱温度は100℃、30kgの荷重に耐える。

 本体サイズは525×590×1,220mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約49kg。年間消費電力量は305kWh/年。冷蔵室の温度は平均4℃以下で、冷凍室温度は-18℃以下。

冷凍食品にとっては最良のパートナー

 発表会には、一般社団法人日本冷凍食品協会の広報部長であり、消費生活コンサルタントの三浦佳子氏が登壇。現在は単身または夫婦2人世帯が増えるなど、家族のありかたが変化してきているとした。そうした変化の中で、昨年の冷凍食品の生産量は過去最高を記録。冷凍食品は時代のニーズにマッチしていると語った。

冷凍食品の生産量の推移
買い物カゴ約2個分の量が冷凍室に収納できるとする
高さが1,220mmなので、天板に置いた電子レンジも使いやすいという

 同協会へも「購入した冷凍食品が、冷凍庫に入り切らない」という声が多いのだという。そんな中、ハーフ&ハーフのように、たっぷりと冷凍食品を収納できる冷蔵冷凍庫は、時代の要請に応えた製品だとした。さらにハーフ&ハーフのメリットを下記のように語った。

 「通常の冷凍室は吹出口が多くても2カ所なので、冷凍室の中にも温度にムラができてしまいます。ハーフ&ハーフは、冷凍室が4段に分割されているが、格段に冷気の吹出口が用意され、均一に冷やしやすいはずです。

 また、冷凍室を使う上で重要なのが、入れた物を温めてしまわないよう、開けた扉はできるだけ速く閉めることです。このハーフ&ハーフは、4段にわけて収納できるので、整理整頓しやすい。つまり、取り出したいものを見つけやすく、扉をすぐに閉められます」

4段に分かれた冷凍室は整理整頓がしやすい
冷気の吹出口も4段それぞれに配置されている

 そして、こうした特徴を備える「ハーフ&ハーフは、冷凍食品にとって良いパートナーだと思います」と締めくくった。

10分で洗濯できる「快速モード」を備えた全自動洗濯機

 「全自動洗濯機 5.5kg WM-EC55W」は、約1kg(およそ1日分の日常着)の洗濯物が、10分で洗い上げられる「快速モード」を搭載。朝晩のスキマ時間での小まめな洗濯が可能になり、おしゃれ着や色柄ものなどを小分けして洗うのにも便利だという。

洗濯槽。液体洗剤は手前に配置された投入口からラクに入れられる
操作パネル

 本体サイズは約535×545×845mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約29kg。標準洗濯容量は5.5kg。標準使用水量は100L。消費電力は375W/445W(50/60Hz)。

 同機の企画を担当したプロダクトディレクション部 マネージャー 岡田剛氏は、単身者の中でも若年層をターゲットにしたものだと語る。そうしたユーザーの生活を調査すると、週末に一気に洗濯をするのではなく、だいたい2日おきに洗っていることがわかったという。

 また、単身世帯には子どもがいないため、頑固な泥汚れなどを落とす必要もないとする。そこで生まれたのが10分で最低限の洗濯ができる「快速モード」だとする。

快速コースでは注水から最後の脱水までを10分で完了させる

 「以前よりも洗剤も進化しているため、10分でも十分に綺麗にできます。仕事で忙しい人でも、10分の快速モードがあれば、迷わずに洗うようになるはずです」

ツインバードのミッションは、お客様の声を半歩先取りすること

 洗濯機や冷蔵庫などの“白物家電”を、ツインバードで企画から製造までを手掛けるの今回が初めてのこと。同社代表取締役社長の野水重明氏は、「日本のメーカーによる、日本の生活者に寄り添った白物家電を作っていきたい」と意気込みを語った。

ツインバード工業 代表取締役社長の野水重明氏

 「当社のミッションは、お客様のお声をしっかりと受け止め、世の中の変化やトレンドを読み取って、半歩先取りしながら、圧倒的に美しいデザイン、そしてこれらを実現するテクノロジーの掛け合わせによって、お客様に新しいライフスタイルを提案していくことです」